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大病院にとって”ペイハラ”は厄介だよな。
冬ドラマ。
昨年10月期、フジテレビが半世紀ぶりに金曜夜9時代に連続ドラマ枠を復活させ、
第1作「うちの弁護士は手がかかる」は、ムロツヨシと平手友梨奈の凸凹バディの緩急の良さが印象に残った。
それに続く第2作は、桐谷健太主演の「院内警察」。
ヤングチャンピオン(秋田書店)で連載されている同名漫画が原作で、
ペイシェント・ハラスメント(患者によるクレーム)や院内暴力対策のために大病院に設置された、
”院内交番”が舞台で、桐谷健太が今回演じるのは、捜査一係のエリート刑事の肩書を捨てて、
病院内のもめ事を自由すぎる行動で解決する”院内刑事”。
桐谷健太とはNHK連続テレビ小説「まんぷく」(2018年)以来に競演する瀬戸康史が、
”院内刑事”と対立するエリート外科医を演じ、互いの正義が衝突します。
実際、院内暴力が発生しており、日本看護協会は以下のページで取り組み方を説明してますが、
まだ後が立たないのが事実。
「院内警察」は、実際に一部の大学病院や国立病院に設立している民間組織で、
警察OB、特に定年退職者のセカンドキャリアとして勤めてますが、
チュッパチャプスがタバコ代わりの武良井治(桐谷健太)は、
志半ばで警視庁を退職し、日本有数の大病院・阿栖暮総合病院の”院内交番”に勤務。
患者のトラブル解決や、遺失物捜索に精を出しています。
大先輩の横堀室長(市村正親)と2人きりで運営しているんですが、
新たに交番事務員として、川本響子(長濱ねる)が配属されるんですが、武良井の行動にドン引きの連続。
第1話では、妻の病状を知らせてくれない男がキレて担当医と衝突したエピソードと、
入院している女児のぬいぐるみを担当医が隠し持っていたエピソードが取り上げられ、
武良井が八面六臂で活躍しています。
今後の焦点は、武良井と、ドイツから帰国したばかりの天才外科医・榊原俊介(瀬戸康史)の関係で、
武良井が警視庁を辞職した理由が、榊原にあるということで、互いの正義が衝突します。
どうやらこのドラマも、前クールのドラマ同様、40代、50代の拠り所になると思いますね。
桐谷健太も不惑の40代に突入し、この歳で”月9”枠の主役は無理があり過ぎるので、
この金9枠に落ち着いた感があったね。
しかも、主題歌が澤野弘之プロデュースなのも唸っちゃうぜ。