【KICK OFF!ピックアップ】復興のため、ここから這い上がれ!
YouTubeのJリーグ公式応援番組チャンネルで配信されている、
全国の「KICK OFF!」ブランド番組から、ワタクシが気になったことをピックアップしてお届けする、
「KICK OFF!ピックアップ!」。
今回は1月14日放送分の「KICK OFF!ISHIKAWA」(製作:北陸朝日放送)を。
今年1月1日。
サッカー日本代表が、史上初の国際親善テストマッチ元旦開催で、タイ代表に大勝した直後、
石川県能登半島を中心とした北陸圏で、元旦のムードをぶち壊す震災が発生。
能登半島エリアは被害が甚大、周辺のエリアもライフラインや交通機関がマヒ。
「KICK OFF!ISHIKAWA」も、震災情報優先で1回飛んで、14日が今季初放送。
この日の放送は、冒頭、番組応援マネージャーのほくりくアイドル部・辰巳未来春が、
地上波の視聴者や、YouTubeのJリーグ公式応援番組チャンネルで見ている視聴者へ、
Jリーグが展開しているTEAM AS ONE募金への義援金寄付の呼び掛けから始まりまして、
ツエーゲン金沢のキックオフイベントが、震災の影響で中止となり、
今年から新しいホームスタジアムとなる金沢スタジアムのロッカールームから、
番組内で新加入選手の紹介や、契約更新選手の発表が行われました。
一番心に響いたのは、番組後半のクラブヒストリーコーナー。
”ツエーゲン元年”となった2006年4月、
北信越社会人リーグ1部の開幕を控えたツエーゲン金沢のドキュメントが流れました。
前身の金沢サッカークラブから所属した西啓介が取り上げられ、
金沢市役所の職員とサッカー選手の、アマチュアクラブ故の2足の草鞋生活でも、
サッカーに真摯に取り組む姿勢に心打たれました。
やってきました北信越社会人リーグ1部の開幕戦は、上田ジェンシャン相手に7得点完封勝利。
華々しいスタートを切ったツエーゲン金沢は、北信越社会人リーグ1部、日本フットボールリーグを勝ち抜き、
J3リーグ初年度を制覇し、J2リーグへとスター街道を驀進してきましたが、
昨シーズン、成績低迷からJ3リーグに降格。
今シーズンからホームスタジアムが、金沢スタジアムへ変わった。
DAZNの中継が入らないJ3リーグでの再出発。
そして、震災で傷ついた石川県の復興。
ツエーゲン金沢は、クラブが立ち上がった2006年の時を思い返し、
石川県の復興と、1年でのJ2リーグ復帰のため、傷だらけの大地から這い上がってほしい。