エロゲ黎明期に思いを馳せて。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

エロゲ黎明期に思いを馳せて。

ここんとこ残業続きで勃てません(笑)

秋アニメ。

今回は「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」(TOKYO MX、ABCテレビなど)

 

 

アイデス時代からの同士で、「Piaキャロ2」「こみっくぱーてぃー」「ToHeart2」に携わった、

アクアプラス所属の甘露樹(あまつゆ いつき)と、みつみ美里が、

Windows95以前、16ビットパソコン主流の1990年代前半の奮闘を、

「神のみぞ知るセカイ」「結婚するって、本当ですか」の若木民喜(実はガンバ大阪サポーター)が、

漫画としてブラッシュアップした同人誌が原作。

現在はKADOKAWAの漫画配信サービス・コミックウォーカーで、連載漫画としてバージョンアップ。

 

今回は美少女ゲームを作りたがっている女性スタッフが、

2023年から1992年にタイムリープしてしまう展開に、若木民喜自ら公式原作レイプ。

「ソードアート・オンライン」シリーズに携わった佐久間貴史が初めてTVシリーズの監督を務め、

Stシルバーがアニメーション制作を手掛けます。

 

2023年。

秋葉原の美少女ゲーム会社に作画スタッフとしている秋里コノハ(CV:古賀葵)は、

いつか自分の手で美少女ゲームをリリースしてやると奮闘してるものの、

今はスマホ向けのソーシャルゲーム全盛期で、DVDの美少女ゲームは廃れる一方。

人妻催眠ものを出そうとした時点で会社、ハイ詰んだ。

コノハはある日、古びた中古ゲームショップを見つけ、

「Kanon」をはじめとする18禁美少女ゲームが100円でワゴンセールされている事に驚愕。

自分が迷走していることに気付いたコノハは、翌日同じ中古ゲームショップに赴いたが、

そのショップはなく、空き店舗になっていたことにまた驚愕。

その空き店舗からコノハあての紙袋を見つけ、

手に取ったら、伝説の美少女ゲーム「同級生」、

しかも、NEC・PC98用3.5インチフロッピーディスク版が!

すると、「同級生」のパッケージが光り出し、

気がついたら、1992年12月の秋葉原にタイムリープ。

アルコールソフトのプログラマー、六田羊(CV:阿部敦)の上に騎乗位。

 

Jリーグの誕生を翌年に控えた1992年に飛んじゃうって、ぶっ飛んでるよな。

その頃の秋葉原って、神田青果市場が大田区に移転し、更地にされ3on3コートが作られ、

石丸電気もありの、ラオックスもありの、シントクもありのと、一般家電販売店がたくさんある一方で、

(現在、古参はオノデンぐらいで、ヨドバシカメラとビックカメラが本来の秋葉原を補完している。)

ラオックスがPC専門店を開業したことを機に、マニア化傾向が強くなり、

美少女ゲームを販売するショップが増え始めてきた。

ちなみに最初のメイド喫茶であるキュアメイドカフェの開店は2001年、

同人誌販売店から始まったコミックとらのあなの開店は1994年6月であることを付け加えておく。

 

みつみ美里の、大学在学中での美少女ゲーム会社でのグラフィッカーでのバイト経験が、

この物語の原点であることに、経験って大事だってことを思い知りました。

そんなみつみ美里も、ベテランの絵師になり、

アクアプラス勤務の傍ら、同人活動も積極的に取り組んでいて、

第1話のエンドカードを書いた赤松健をはじめ、彼女から影響を受けたクリエイターも多い。

 

作中でも、現在のだけでなく、過去の名作美少女ゲームを取り上げ、

思わずエレクトした視聴者も多かったはず!

90年代にノスタルジーを馳せつつ、新しい体験を得られることは間違いないよな。