M・ナイト・シャマラン的発想がインパクトを呼ぶ。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

M・ナイト・シャマラン的発想がインパクトを呼ぶ。

日曜日、早い目に昼飯食ってから、パナソニックスタジアム吹田に赴く前に、

心斎橋パルコ内のイオンシネマシアタス心斎橋で、「アリスとテレスのまぼろし工場」を鑑賞。

 

 

 

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」から始まる”超平和バスターズ3部作”や、

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」を手掛けた脚本家・岡田磨里が、

「さよならの朝に約束の花をかざろう」以来の監督第2作となるオリジナルアニメ映画。

石井百合子と再びタッグを組み、「呪術廻戦」「チェンソーマン」のMAPPAが手掛けたジュブナイル作品。

単純に言うなら、M・ナイト・シャマラン的発想やなと。

 

製鉄所での事故により、隣町に続くトンネルは封じられ、海流で港から脱出できないどころか、

時まで止まり、永遠の冬を送ることになった見伏町。

そこの住民たちは、いつか元に戻れるように「何も変えてはいけない」というルールができ、

自分確認票の提出を義務付けられ、掟を破った住民は神隠しに合う。

中学3年生の菊入正宗(CV:榎木淳弥)は、そんな鬱屈な日々に嫌気を感じていたが、

謎めいた同級生・佐上睦実(CV:上田麗奈)に導かれて足を踏み入れた製鉄所の第五高炉で、

野生の狼のような少女・五実(CV:久野美咲)と出会う。

その五実の出会いが、変化をもたらすことに。

 

狼少女の存在から、正宗の父親につながる手がかりをつかみ、段々とM・ナイト・シャマランみたいな展開が。

M・ナイト・シャマランって、「シックスセンス」だったり、「サイン」だったり、「ヴィレッジ」だったりと、

オカルト展開をエンターテイメントに昇華させた(いい意味での)変人監督で、

「アリスとテレスのまぼろし工場」は、ある意味、展開がオカルトやったわ。

 

レビューサイトでの評価が賛否両論に別れているが、

参考までにこの映画のモヤモヤな部分を解消してくれるコラムが描かれているので是非。