
【KICK OFF!ピックアップ】新規サポ獲得のカギはU-23マーケティング部が握っている。
YouTubeのJリーグ公式応援番組チャンネルで配信されている、
全国の「KICK OFF!」ブランド番組から、ワタクシが気になったことをピックアップしてお届けする、
「KICK OFF!ピックアップ!」。
今回は10月21日放送のさくらんぼテレビ製作「KICK OFF!YAMAGATA」。
今シーズンのJリーグは、コロナ禍前(2019年まで)の頃に客足が戻りつつあるが、
「すべてのジャンルはマニアが潰す」くらい、サポーターの高齢化は全くと言っていいほど解消されない。
Jリーグは大型連休に合わせ、大型招待企画を展開し、
公式アプリ「クラブJリーグ」を活用したマーケティング戦略や、
人気アニメコンテンツとグッズコラボ展開して、サポーター開拓に必死なんですけど・・・
ここでモンテディオ山形の取り組みに注目が集まっている。
大学生で構成されるU-23マーケティング部のことを。
ホームタウンの山形県全域に限らず、地方都市で新規顧客を開拓するのはかえって骨が折れる。
若者は都会へと進出し、地方都市では限界集落が増えつつある。
こうゆう状況を打破しようと、地元の大学生を対象に、10ヶ月300時間のマーケティングカリキュラムを受け、
今シーズン、10の企画を立案・実行。
10月8日(日)vs栃木SC戦では、U-23マーケティング部プロデュースデーとして、
山形NDソフトスタジアムで青春を取り戻すための学園祭を開催。
今年1月に立ち上がったU-23マーケティング部に参加した1期生は、
高校時代がコロナ禍で、何の青春の思い出もなかったため、
みんなで楽しめるイベント、もう一度高校生に戻って楽しめるイベントを立案。
その中でぶっ飛んだのは「大人の青春大運動会」。
「大人の本気を見てほしい」で、障害物競走、綱引き、リレーと、奮闘する大人たちを見て、楽しそうやなと。
リレーの決勝戦は、ハーフタイムのNDソフトスタジアムで開催され、
約15分以内にまとめないと試合運営に支障をきたすため、
スムーズなアトラクション運営が大学生たちに求められるが、
何とか決勝進出チームを全員集合させ、レースが行われたことにホッとしたわ。
このように、モンテディオ山形U-23マーケティング部の活動を通じて、
新規サポーター開拓、新規スポンサー獲得のヒントがここに詰まってんなと感じたわ。
よく考えたら、Jリーグ誕生30周年を記念し、
「ラブライブ!」シリーズや、「ブルーロック」のグッズコラボ展開はJ1リーグ全18クラブだけ。
「SPY×FAMILY」のグッズコラボ展開も、J1リーグ全18クラブを含めた45クラブで展開されただけ。
記憶に新しい山崎製パンのランチパックコラボもJ1リーグ18クラブだけ。
(しかも2つのフレーバーを北から3クラブずつのパッケージとは・・・Jリーグってそんなに嫌われてんのかよ!)
Do It Yourself。
自分達だけの創意工夫で、新規サポーターは開拓できるし、新規スポンサーを獲得することだってできる。
試合結果やリーグ戦の順位に関係なく、
年間を通じて安定かつコンスタントに観客を動員する取り組みを実践してほしいわ。