【KICK OFF!ピックアップ】歴史的初勝利の裏に、他サポの存在が。
YouTubeのJリーグ公式応援番組チャンネルで配信されている、
全国の「KICK OFF!」ブランド番組から、ワタクシが気になったことをピックアップしてお届けする、
「KICK OFF!ピックアップ!」。
今回は10月8日放送の山梨放送製作「KICK OFF!YAMANASHI」を。
日曜放送分はローカルニュース番組「山梨スピリッツ」内の1コーナー。
月曜放送分は日テレ系「news every.」ローカル枠のYBSワイドスポーツ内の1コーナーで放送。
地元のヴァンフォーレ甲府だけでなく、女子サッカーチーム・FCふじざくら山梨や、
日テレ系でよく取り上げている全国高校サッカー選手権の山梨県予選も取り上げているのが特色。
昨年秋、世紀のジャイアントキリングを起こし、天皇杯初戴冠を果たしたヴァンフォーレ甲府。
天皇杯王者としてAFCアジアチャンピオンズリーグの出場権を獲得したものの、
本来のホームスタジアムであるJITリサイクルインクスタジアム(小瀬スポーツ公園陸上競技場)は、
AFCアジアチャンピオンズリーグのグループリーグ開催基準を満たしていないため、
準優勝のサンフレッチェ広島に譲るという選択肢もあったが、
あえて東京の国立競技場開催という苦渋の選択を取ることになった。
オーストラリアに飛んでの第1節は引き分けに終わり、
国立競技場で迎えた第2節は、タイ王者のブリーラム・ユナイテッド。
客席ガラガラ覚悟で迎えたが、フタを開けてみたら奇跡が。
何と、山梨から上京してきたヴァンフォーレ甲府のサポーターだけでなく、
他のJクラブのサポーターもドッと駆けつけていた。
残念ながら、「KICK OFF!YAMANASHI」の方では、
権利の関係で動画が配信されず、静止画のみになったが、
それを補完するために、下の動画で。
終了間際に、FW長谷川のヘッド一閃で、AFCアジアチャンピオンズリーグ史上J2勢初勝利。
日本の誇り、J2の誇り、地方クラブの誇りをブリーラム・ユナイテッドに見せつけた。
これにがヴァンフォーレ甲府のゴール裏にいる、ヴァンフォーレ甲府のサポーターと、
この日のために駆け付けてくれた他のJクラブのサポーターも喜びをシェア。
ヴァンフォーレ甲府のサポーターに混じって、他のJクラブのサポーターも駆けつけてくれた様相を見て、
かつての「国立前田祭り」を思い出してしまったわ。
2004年から2007年まで、水戸ホーリーホックのサポーター有志が、
アウェーの地で行われていた「納涼漢祭り」から派生したスピンオフイベント、それが「国立前田祭り」。
当時の指揮官である前田秀樹監督を勇気づける、いわばネタイベントですね(笑)
2006年と2007年、(先代の)国立競技場で行われた、東京ヴェルディ1969vs水戸ホーリーホック戦で、
水戸ホーリーホックのゴール裏には、水戸ホーリーホックのサポーターだけでなく、
名古屋グランパス、清水エスパルス、アルビレックス新潟、川崎フロンターレなど、
他のJクラブのサポーターも応援ファッションまんまで駆けつけ、水戸ホーリーホックの応援に参加。
国立競技場開催ということで「君が代」斉唱があったり、その後の「茨城県民の唄」を合唱したり、
水戸ホーリーホックのスタジアムDJによるセルフ選手紹介もありと、お祭り騒ぎに。
YouTubeで「国立前田祭り」と検索すれば当時のバカ騒ぎっぷりが出るで。
これまで新しくなった国立競技場でのJリーグ開催は、大型招待企画も手伝ってか、
対戦カード外の他のJクラブのサポーターも駆けつけており、国立競技場でのJリーグ観戦も悪くねぇなと。
10月21日(土)には、ヴィッセル神戸vs鹿島アントラーズ戦。
11月には、ヴァンフォーレ甲府のAFCアジアチャンピオンズリーグ・ホームゲームが2試合開催され、
いずれもホームチームはかなりのハンデになるけど、ハンデを補うために、他サポ来る者拒まずの姿勢で!
だが、くれぐれも節度を守ってな・・・