
サンライズが仕掛けた”新版”「シティーハンター」サーガは、真の最終章へ!
ドイツvs日本戦をオンタイムで見て、眠気が残ったまま、朝っぱらからTOHOシネマズ梅田に赴き、
「劇場版シティーハンター 天使の涙」を鑑賞。
しかも観たスクリーンがTOHOシネマズ独自のハイグレード、プレミアムシアターで。
朝食をそこそこ食したため、その分、ポップコーンをもっこりレベルのLサイズで購入。
「キャッツ・アイ」と並ぶ北条司の代表作(版権元:ノース・スター・ピクチャーズ)で、
「機動戦士ガンダム」のサンライズが手掛けたTVアニメシリーズが作られ、
サンライズにとっては新たな可能性を見出したこの作品。
2019年2月には、TVアニメシリーズ完結から20年ぶりに、
劇場版「シティーハンター 新宿プライベートアイズ」が公開。
TVアニメシリーズの礎を作った、こだま兼嗣総監督の下、
結構なスケベなのに銃は達人レベルの始末屋・冴羽獠役の神谷明を筆頭に、
伊倉一恵(槇村香役)、一龍齋春水(旧芸名:麻上洋子/野上冴子役)、
玄田哲章(海坊主役)、小山茉美(美樹役)と、オリジナルキャストが再集結したことも話題となり、
観客動員数100万人を突破し、人気の健在ぶりをアピール。
実はわたくし、2019年の劇場公開時に、
TOHOシネマズ梅田の旧梅田劇場1階部を使用したスクリーンで鑑賞したんですが、
心境複雑状態で投稿を控えたんだよね。
そして、「天使の涙」公開で、dアニメストアで「新宿プライベートアイズ」を念のため見て頭に叩き込み、
日曜日を迎えた。
今回のを見てね、「新宿プライベートアイズ」を事前に見てよかったわと。
なぜなら「新宿プライベートアイズ」のエンドロール後に、「天使の涙」への伏線が張られたから。
その伏線のもとである、ネット動画制作者のアンジー(CV:沢城みゆき)が、
新宿駅の伝言板で「XYZ(あとがない、助けての意味)」と書き込み、愛猫探しを依頼することに。
実はアンジーはとんだわけありで・・・
それには、槇村香の兄で、冴羽獠の相棒であった、
警視庁の刑事・槇村秀幸(CV:田中秀幸)が絡んだ因縁が・・・!
加藤陽一(「宇宙兄弟」「アイカツ!」「タイムボカン24」)が脚本を担当した、
エンターテイメントてんこ盛りの前作とは打って変わり、
「TIGER&BUNNY」のむとうやすゆきが手掛けた脚本は、
前作の反省を踏まえ、やり過ぎ感を押さえていてて、
サンライズの本気(+アンサースタジオのアシスト)を感じていたわ。
ただ、冒頭がね・・・
しかも、サンライズ繋がりということで、お台場にある”アレ”も登場します。
エンドロールのTM NETWORK「Get Wild」が流れた時にゃ、思わず涙が出たわ。
個人的に見て、原作漫画の舞台が80年代後半~90年代前半にもかかわらず、
令和に合わせ、しっかりアレンジが施されている上、また次回作の制作を匂わす結末がってことは、
”新版”劇場版「シティーハンター」は、3部作で完結し、全てにケリがつけられる。
原作版権が集英社・週刊少年ジャンプ編集部から、
コアミックス(と系列会社のノーススターピクチャーズ)に移り、
週刊コミックバンチで連載されていた「エンジェル・ハート」ルートを完全無視してな。
第3作が作られるってことは、オリジナルキャスト、1人でも逝っちゃったらパーなので、長生きしてくださいね~!