
Jリーグのグッズ進化論。
12日深夜にテレビ東京で放送された「FOOT×BRAIN」は、Jリーググッズの進化論をテーマに放送。
古くはサッカー番組の先駆け的存在である「三菱ダイヤモンドサッカー」を製作・放送したテレビ東京が、
サッカーを日本の文化に溶け込ませようと、2011年4月より放送されていて、
途中、テレビ東京とBSジャパン(現:BSテレ東)のみの放送となったが、
2018年より全国ネット放送を再開した、インテリジェント型サッカートーク番組。
サッカー経験者の俳優、勝村政信がMCをつとめ、いちファン代表としての視点で語るのも愛されている証拠。
今回は、Jクラブの重要な収入源になっているグッズについて取り上げ、
アルビレックス新潟、ヴィッセル神戸、名古屋グランパス、ブラウブリッツ秋田、ツエーゲン金沢の担当者を、
オンラインで招き、攻め過ぎたグッズ展開について。
なお、権利の関係上、TVerでの見逃し配信は実施されず、
ニュースサイト・TVer+で、番組書き起こし記事が掲載されている。
そちらの方も参照に。
1993年の”Jリーグ元年”期は、各クラブ公平・平等にしようと、Jリーグが一括して管理。
ソニークリエイティブプロダクツと共同で展開された「CATEGORY-1」ブランドでグッズ展開を行い、
当時Jリーグのトップパートナーを務めたミズノが、各クラブにリーグ戦用のユニフォームを提供。
サッカー少年がラモス瑠偉にCGモーフィングで変身していくCMで笑いを誘った永谷園Jリーグカレーも、
正式なJリーグ公式ライセンス商品。
1997年からユニフォームサプライヤーの自由化で、個性あるデザインが続々と生まれたが、
1999年のリーグ2部制導入以降も、グッズ管理はJリーグのままでしたが、
それぞれのクラブの成長もあり、2018年に規制緩和、各クラブが自由にグッズを企画・製造できるように。
それ故、攻めた企画が続々と。
ツエーゲン金沢>ゲンソイヤーカレー
ヴィッセル神戸>マイバスケット
ブラウブリッツ秋田>吉田謙監督の熱い発言を集めた「まいにち吉田語録」日めくりカレンダー
名古屋グランパス>パロマ瑞穂スタジアムの改築に伴い、スタンドのベンチを販売
アルビレックス新潟>24時間限定!マンオブザマッチユニフォーム
まさに攻めたグッズ展開。
さらに近年では、新規ファン獲得、スタジアム来場者数増加を狙い、
人気アニメや人気ブランドとのコラボ商品も展開。
このコラボ展開は、隠れサッカーファンの掘り起こしに高く貢献していて、
Jリーグ及び”おらが町のクラブ”がキテる、流行っている感を創出。
テレビ東京的で言うなら、この秋にテレビシリーズ2ndシーズンがスタートし、
12月には映画が公開される「SPY×FAMILY」も、Jリーグのコラボグッズを、
今シーズンのJ1リーグ全18クラブを含めた、計45クラブで展開。
各クラブとも、販売時期、取り扱いグッズ、購入方法がマチマチですが、売れ行きは上々との事。
「SPY×FAMILY」も結構人気があり、コラボグッズが出たときゃ、スタジアムに足を運ぼうとなるんだよね。
この30年間、Jリーグ関連のグッズも、思いっきり進化を遂げていてて、
世間の話題作りに躍起になっているのがわかるわ。
こういったアニメコンテンツとのコラボグッズ、
Jリーグに任せるのではなく、各クラブとも自主的に積極的にやってほしいわ!
特に、ホームタウンが物語の舞台だったり、
(成功例として「ゴールデンカムイ」の北海道とか、「ちびまる子ちゃん」の静岡県静岡市清水区とか・・・)
アニメの製作局及び制作会社がホームタウンに入っている作品なら、バンバンと!