中立地・国立競技場で成功するには、「鷹の祭典」を参考に。
9日に行われるJ2リーグ”東京クラシック”。
当初は町田ゼルビアのホームスタジアムであるギオン町田スタジアムで行われるはずでしたが、
町田ゼルビアの筆頭株主であるサイバーエージェントの鶴の一声で、急遽国立競技場での開催に。
ところが、Jリーグからの助成を受けても、3万人割れの可能性が出てきた。
Jリーグでは、ファン及びサポーターの拡大施策として、
各クラブに国立競技場でのホームゲーム開催を積極的に推奨し、
赤字興行にならないよう、3万人達成のノルマを課している。
その為、Jリーグからの助成と、クラブの理念に賛同したパートナー企業の協賛金で、
1万人無料ご招待企画を積極的に行っていても、J2リーグだとかなり厳しい模様。
ここでコケたら、先に国立開催を決めた清水エスパルスvsジェフユナイテッド千葉戦に影響が出てくる。
地方のクラブが、国立競技場でのホームゲームを成功させるカギは、
福岡ソフトバンクホークスが毎年夏に行われている「鷹の祭典」を手本にした方がいい。
ホームである福岡ペイペイドームや、北九州市民球場だけでなく、
東京ドームや、”ホークス生誕の地”である京セラドーム大阪でも開催。
大々的なプロモーション展開や、全ての試合で限定レプリカベースボールシャツを入場者全員に進呈し、
福岡県内だけでなく、福岡県を離れても、福岡ソフトバンクホークスの熱量が伝わる、いわばお祭りだ。
国立競技場でホームゲームを成功させるためには、
クオリティの高い試合を展開させる戦力の整備が最優先。
開幕から好調をキープしたまま、国立競技場での試合に持ち込めば、
主管クラブの熱量が伝わり、客の入りもよくなるってことや。
いくらスタジアムグルメが充実しても、いくらイベントを豪華にしても、無駄な労力と野次られるのがオチだ。