国立競技場は国の施設ゆえニュートラルだもんな。
5月31日、元サッカー日本代表FW城彰二の公式YouTubeチャンネルで、
ヴィッセル神戸の退団が決まったMFアンドレス・イニエスタに賛辞を贈る一方で、
メモリアルマッチである6月6日のvsバルセロナ戦に苦言を呈した。
今回のvsバルセロナ戦、会場が国立競技場。
なぜヴィッセル神戸のホームであるノエビアスタジアム神戸でやらないのかと、
Jリーグか掲げるホームタウン制を遵守していないとツッコんだんだよね。
普通なら同じ神戸でも、
キャパがノエビアスタジアム神戸(28996席※Jリーグクラブライセンス入場可能数)より、
ユニバー記念競技場(35910人※Jリーグクラブライセンス入場可能数)を選ばなかったかのか、
何で国立競技場(67750人)で開催すんのかとな。
今回はヴィッセル神戸の筆頭パートナーである楽天グループ株式会社の本社が、
東京都(世田谷区二子玉川)にある関係で、ホームタウンよりマーケティング優先であることや、
日本には海外サッカーのファンも多く、特にリーガエスパニョーラの名門バルセロナが来日するとなりゃ、
入場料がバカ高くてもホイホイ来る、たとえ東京開催でもホイホイ来ると。
さらに城彰二は、この動画で、”Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ”と銘打って先日行われた、
鹿島アントラーズvs名古屋グランパス戦を国立競技場で開催したことにも異論。
鹿島アントラーズのホームゲームだから、県立鹿島サッカースタジアムで開催しろとケチつけてきたよな。
ワタクシはちょっと勘違い過ぎてねぇかというんだよね。
Jリーグは前任者の鶴の一声で、2022年より、ホームタウンに関する規定を一部緩和、
SNS時代に合わせたマーケティング展開を幅広く手掛けるように促し、
年間のホームゲーム開催も、ホームスタジアムで8割以上と記しているため、
挙げた2試合の試合会場が国立競技場で開催されるのは合法的。
東京都はFC東京(全域)、東京ヴェルディ(稲城市をはじめとする一部地域)がホームタウンとしているが、
国立競技場は国の施設ゆえ、ニュートラル、中立地的扱いのため、
陸上用のトラックが観戦の障害になるが、多くの集客が見込める試合や、
ホームスタジアムの芝生の育成スケジュールの関係で、国立競技場で開催するケースがあるからね。
先の”Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ”も、東京ヴェルディvs横浜Fマリノス戦なら問題ないが、
東京ヴェルディってJ2リーグにいるんだよね・・・。
自分が言いたいのは、ホームタウンに関する規定を一部緩和したんだから、
SNS時代に合わせたマーケティング展開したほうがいいと。
ホームスタジアム外の公式戦開催も、2試合程度ならセーフなんだし、
地域外でのイベントやサッカー教室も、Jリーグの承認を得れば問題ないんだし。
YBCルヴァンカップの一発勝負による決勝戦も国立競技場や埼玉スタジアムなどの関東圏に絞らず、
2002年に開催されたFIFAワールドカップ(TM)で使用した会場を中心とした、
Jリーグが定めるキャパの会場を持ち回り開催したほうがいいと思うね。
サポーターのアウェーツーリズムにも貢献できるし。
じゃあ、30年以上もガンバ大阪のサポーターやっているワタクシはと言いますと、
毎年8月に行われている「GAMBA EXPO」を、パナソニックスタジアム吹田だけでなく、
国立競技場でも開催した方がいいと。
プロ野球の福岡ソフトバンクホークスも、夏恒例の「鷹の祭典」で、
ホームスタジアムの福岡ペイペイドームや、準ホームスタジアムの北九州市民球場だけでなく、
NPB(日本プロ野球)の許可を得て、
(始祖である南海ホークスのホームタウンだった)”鷹の出生地”である京セラドーム大阪や、
東京ドームでも「鷹の祭典」が開催されており、高い評判を得ているからね。
「GAMBA EXPO」の国立競技場開催は、
関東圏のチームとの対戦と、Jリーグの承認を得ることを前提に開催し、
パナソニックスタジアム吹田の年間シートの対象から最初に外している分、
年間シートの会員向けに最速優待を実施し、同時に西鉄旅行主催の公式観戦ツアーを組み、
首都圏のローカルメディアにもバンバン露出してもらい、
Jリーグも今年のリーグ戦国立競技場開催でよくやっている、ペア1万組ご招待企画をやったりと。
(費用は趣旨に賛同したクラブのパートナー企業からの協賛金から拠出。)
「GAMBA EXPO」は年に1度のお祭りなんだから、盛大にやったほうがいい、いや、やってみなはれ。
(でもな、「GAMBA EXPO」でガンバ大阪が勝った試しがないもんな・・・)