
銭湯は地域コミュニティを守るのに必要だと思い知らされた。
土曜日は、正午から外出し、パナソニックスタジアム吹田でのガンバ大阪ホーム開幕戦に赴いたのち、
重い足取りで万博記念公園駅から大阪モノレールで大日駅へ行き、イオンモール大日へ。
そこのフードコートにある丸亀製麵で、鶏めし定食(並)を注文し食事。
税込550円で、かけ(温)、ぶっかけ(温or冷)、ざる(冷)から選べるうどん、
鶏めし、好きな天ぷら1品のセットでコスパ良さげ。
このあと、イオンシネマ大日まで移動し、生田斗真主演の「湯道」を鑑賞。
「おくりびと」で世界を席巻した小山薫堂が、2015年に風呂に入る行動を極めた”湯道”を提唱し、
それをベースに、寂れた銭湯を舞台にした人情コメディで、
生田斗真とは「予告犯」以来の共演となる濱田岳に、マドンナが橋本環奈。
ほか無駄遣いレベルの豪華キャストを配した。
よくもまぁ、ただ風呂に入るだけを極めれば、こんなくだらないコメディが化学反応を起こして誕生するとは。
ぶっ飛び~
建築設計士の三浦史朗(生田斗真)は、実家の銭湯・まるきん温泉を営む父親の葬儀にも出ず、
ようやく2か月後、店をたたんでマンションにしようと持ち掛けるため、
弟の三浦悟朗(濱田岳)が跡を継いだまるきん温泉に帰省。
史朗はまるきん温泉の実態をつかもうと、
悟朗と、住み込みでバイトしている秋山いづみ(橋本環奈)と共に働くことに。
まるきん温泉を核に、入浴にまつわる数々のエピソードを盛り込み、
それが上手に絡み合うことで、笑いの連鎖反応を起こし、
ただ風呂に入るだけなのに、ここまで極めたら神級やわ。
あと、京都の松竹撮影所に作られたまるきん温泉のセットも精巧に作られていてて、
まるで小さい頃に通っていた銭湯を思い起こさせてくれたわ。
内風呂の普及や、核家族化で来場する客が減少傾向にある上、
燃料費の高騰や、相続税の膨大化で銭湯が相次いで閉店しており、
ああ、かつて銭湯があった地域は、銭湯の閉店でマジでさびれてんなと感じたわ。
銭湯は地域コミュニティを守るのに必要な存在。
この映画を観て、銭湯に行きたくなったわ。