
おい誰や、「後宮の鳥」と書いたドアホは!「鳥」じゃなくて「烏」だぞ!
秋アニメ。
今回は「後宮の烏(こうきゅうのからす)」(TOKYO MX、カンテレなど)
コバルト文庫卒業生のための文庫レーベル、オレンジ文庫(集英社)の人気シリーズが原作で、
このアニメを「銀魂」(第3シリーズ~銀ノ魂篇)と映画「銀魂 THE FINAL」の宮脇千鶴が監督を務め、
こちらも「銀魂」で曲者だらけのキャラクターをブラッシュアップした竹内進二がキャラクターデザインを担当。
装画(所謂ブックカバーの表紙)を手掛けた漫画家の香魚子が紡ぎ出したキャラクターを、
よくもまぁ、ここまでここまでクセスゴにしてくれてさ。
アニメーション制作は「銀魂」のBNピクチャーズ。
ご存じ、バンダイナムコフィルムワークス・サンライズ事業部門傘下の子会社である。
シリアスとコメディのバランスがとられていてて、「銀魂」のシリアスな部分を強調させたらこうなったと。
「早海さんと呼ばれる日」「妻、小学生になる」などテレビドラマの脚本を手掛けている大島里美が、
シリーズ構成を務めていてて、このバランスが心地よさを出している。
後宮の奥深くに住んでいる、妃でありながら夜伽をしない特別な妃・烏妃(うひ)。
呪殺、祈祷、失せ物さがし、頼まれればなんでも請け負うが、
その姿を見た者は、老婆であると言う者もいれば、少女だったと言う者もいた。
いわば都市伝説的。
夏王朝の皇帝・夏高峻(かこうしゅん/CV:水中雅章)は、烏妃の住まう夜明宮へと足を踏み入れる。
そこにいたのは漆黒の衣装をまとった美しい少女・柳寿雪(りゅうじゅせつ/CV:水野朔)であった。
高峻は呪われた首飾りの呪いを解いてほしいと依頼し、寿雪は呪いの実体を引きずり出して払った。
ま、ここまでならシリアス展開何ですが、一転してBパートはぶっ飛んだわ。
飛燕宮の宮女・九九(CV:高野麻里佳)が先輩宮女にいびられているところを、
宮女姿の寿雪が助けたところがかなりぶっ飛んでたわ。
烏妃の姿とのギャップ、クセがスゴい!
まさに「銀魂」のシリアスな部分を強調させたらこうなったアニメでしたね。
「銀魂」は下ネタあり、パロディあり、顔芸ありと、何でもありな展開ばかりだったことを考えたら、
寿雪のギャップ萌えがいい解毒剤になったわ。
寿雪の声優を担当する水野朔は、ソニーミュージックアーティスツ所属の新人。
同じ秋アニメの「ぼっち・ざ・ろっく!」でもメインキャストを務めることが決まっており、
大物のオーラが感じ取れてたわ。
ソニーミュージックアーティスツには、伊波杏樹、矢野妃菜喜、楠木ともり、ペイトン尚未と、
バンダイナムコフィルムワークス・サンライズ事業部門の「ラブライブ!」ファミリーがいるから、
何か困ったときにアドバイスを与えてくれるから心強いわ。
この「後宮の烏」の第1話での烏妃モードでの寿雪を見て、
「新機動戦記ガンダムW」に登場するモビルスーツ、シェンロンガンダムが似合うと思うんだよね。
寿雪がシェンロンガンダムを操縦して、難敵をなぎ倒すところが見たいし、
シェンロンガンダムの「後宮の烏」コラボカラーデザイン版ガンプラもありかなと。
BNピクチャーズの親会社が、バンダイナムコフィルムワークスのサンライズ事業部門だから、
こうゆう妄想も可能かと。