【15歳以下閲覧注意】深夜に新幹線走ってるわけねぇだろ!
【はじめに よいこのみなさんへ】
こんかい しょうかいするえいがは
えいりんの えらいおじちゃんたちから
あーる じゅうご ぷらす していの つうちをうけており
じゅうごさいみまんの よいこのみなさんがみるには てきしていないため
このえいがを ごらんになることができません。
ほうりつてきに おっけーなねんれいになってから
でぃーぶいでぃ ぶるーれい おんでまんどはいしんで みましょうね♪
◆
ここ最近、土曜が休み続きで、家にこもりっぱなしだった分、日曜日はパワフルパワフル!
この日はミナミまで赴き、なんばマルイのTOHOシネマズなんば本館へ。
ブラット・ピット主演の「ブレット・トレイン」を鑑賞。
生田斗真主演で映画化された「グラスホッパー」から始まる、
伊坂幸太郎の”殺し屋”シリーズ(KADOKAWA・角川文庫)から「マリアビートル」を、
「デットプール2」のデヴィッド・リーチがメガホンを取った、
ハリウッド発、安定のR指定アクション映画です(笑)
設定をアメリカにアレンジするかと思ったら、何と日本、東京から京都への高速鉄道で、
ブラット・ピット演じる世界一運の悪い殺し屋の、人生で最悪の一夜を紡ぎ出しております。
無論、日本が舞台である以上、重鎮として貫禄のある真田広之も参戦しただけでなく、
ロイヤル・シェークスピア・カンパニー在籍歴のあるアンドリュー・小路や、
「スーサイド・スクワッド」の福原かれんも参戦。
日本が舞台なんだから、これぐらいちゃんとやらないとね。
世界一運の悪い殺し屋・レディバグが、
東京発京都行きの超高速列車“ゆかり号”でブリーフケースを盗み、次の駅で降りること。
ただ単純のようですが、災難がレディバグに次々と襲い掛かるという、ただ単純なストーリーです(笑)
単純なストーリーなのに、個性的な殺し屋が続々と乗車し、死ぬか生きるかのサバイバルゲームに、
思わずクセがスゴい!と唸っちゃったわ。
ブラット・ピットが運の悪い殺し屋をスカッと好演したと思ったら、
日本のマフィアのボスを演じた真田広之も凄かった!
ジャパンアクションクラブ時代の恩師、サニー・千葉の遺志を受け継いでいて、ウンウンと唸ったわ。
本来なら日本でロケしたかったが、コロナ禍で日本ロケが出来ず、
ハリウッドのソニーピクチャーズスタジオに、制作陣が先入観で思いついた日本を構築。
これまで日本を舞台にした洋画作品の日本は、誤解だらけで、批判が多かったが、
それを逆手に取った手法で、これはフィクションだと。
更には日本のVFXスタジオとオンラインでつなげ、
秋葉原駅から御茶ノ水駅間の総武線の高架の映像や、東京や大阪の高速道路の映像を、
高速鉄道の線路に”改造”してしまう神業も。
なんかこのノリ、「X-MEN」シリーズのスピンオフ「ウルヴァリン:SAMURAI」で実践した手法と同じやわ。
現実世界の”JAPAN”ではなく、空想世界の”NIPPON”を描いていると。
音楽の使い方もクールで、女王蜂・アブちゃんがビージーズの「Stayin Alive」をカバーしたり、
寺山修司作詞、カルメン・マキの「時には母のない子のように」や、坂本九の「SUKIYAKI(上を向いて歩こう)」、
ボニー・テイラーの「Holding Out For The Hero」が元ネタの、麻倉未稀の「HERO」が流れたりとな。
これも日本へのリスペクトが込められている。
作中では深夜で高速鉄道が走っている設定ですが、騒音問題の事もあり、新幹線は深夜は走りません。
東京から四国・山陰地方を結ぶ「サンライズ瀬戸・出雲」を、新幹線の線路でも走れるように改造できればな。
(事実、山形新幹線や秋田新幹線は、新幹線だけでなく、地域輸送の為に、普通列車も走っている。)