そーいや、”不死身の龍”の本名が、黒田龍だったとは・・・。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

そーいや、”不死身の龍”の本名が、黒田龍だったとは・・・。

6月の”毎週ダブルヘッダー”2週目@イオンシネマ茨木の2本目。

 

遅ればせながら「極主夫道 ザ・シネマ」を鑑賞。

 

 

漫画配信サイト・くらげバンチ(新潮社)で連載中の、おおのこうすけの同名コミックを原作とした、

2020年10月期の読売テレビ発・日本テレビ系”日10”枠ドラマが映画にカチコミ。

テレビドラマ版のチーフ演出・瑠東東一郎が映画でも監督を務め、

玉木宏を筆頭に、テレビドラマ版のキャスト再集結の上、

吉田鋼太郎、松本まりか、安達祐実、田中圭(ナレーションのみ)が新規参戦。

映画になっても「おまえは何を言っているんだ」を地で行ってます。

ビギナーのために動画を。

 

 

 

愛する美久(川口春奈)と、血のつながらない娘・向日葵(白鳥環季)のため、

極道から足を洗いカタギになった伝説の極道・龍(玉木宏)。

女子力皆無の美久のため、龍は専業主夫として家庭を切り盛りしている。

が、極道時代の見た目とクセが抜けず、至る所でトラブルを起こし続けている。

 

ある日、近藤(吉田鋼太郎)率いる地上げ屋・Kプランニングが、

白石園長(安達祐実)が代表を務めるかりゅう保育園の土地を狙って嫌がらせを敢行。

龍と元舎弟の雅(志尊淳)が用心棒を買って出て、

元武闘派・今クレープ屋の虎二郎(滝藤賢一)と、

その妹で保育士免許を持つ元レディース総長の虎春(松本まりか)が加わるが、

隠し子騒動が発覚したり、龍をめぐる美久と虎春の恋のバトルが勃発したりともう大変!

 

この映画でも、ツッコミが追い付かないくらい、「おまえは何を言っているんだ」感全開。

「おっさんずラブ」を手掛けた瑠東東一郎の手腕も冴えわたり、

キャスト陣が真面目にバカやって、攻めた笑いを展開しているのも唸るし、

全編が壮大な伏線になっていてて、ラストで「えっ?!」となったわ。

ま、まばたき厳禁ってことやな。

 

しかしさぁ、6月3日(金)に初日を迎え、初週の興行成績ランキングに閉口。

上位が「トップガン マーヴェリック」と「シン・ウルトラマン」の鍔迫り合いは理解できるけど・・・

※興行通信社調べ。全国週末興行成績:2022年6月4日~2022年6月5日(全国動員集計)

 

3位>「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」

初日:6月3日/上映館:184館

※ただし非映画コンテンツ扱い

 

4位>「映画 五等分の花嫁」

初日:5月20日/上映館:108館

 

5位>「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」

初日:4月15日/上映館375館

※製作幹事:読売テレビ。製作委員会には日本テレビが参画。

 

6位>「極主夫道 ザ・シネマ」

初日:6月3日/上映館:348館

※製作幹事:読売テレビ。共同幹事:日本テレビ。日本テレビ系列27社が共同製作。

 

アニメ3作品に負けてるし、その上、同じ読売テレビ・日本テレビ系の「名探偵コナン」に負けてるとは。

日本テレビ系列全29社総出でバックアップしてんのに、

同じ日曜プライム枠で放送され、映画にも進出した「今日から俺は!」と明暗くっきり出ていて、

アニメ映画に頼らざるを得ない、これが今の日本映画界の問題点を浮き彫りにしていると思うんだよな。

もっと勇気をもって、攻めるべきだと。

国内マーケットだけだと限界があるので、海外にも目を向けないとあかんよな。