ジェイコブの存在が物語に説得力を与えてくれた。
日曜日。
朝早くからTOHOシネマズ梅田まで赴き、そこの1番スクリーンで、
エディ・レッドメイン主演の「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」(字幕)を鑑賞。
IMAXで見たい選択肢もあったけど、
あえてシネスコ作品が映えるTCXスクリーンと、天井から音が注ぐドルビーアトモスの凄みを、
久々に体感したいということで決断。
J・K・ローリングの書下ろしによる「ハリー・ポッター」”前史”の第3弾。
魔法動物学者ニュート・スキャマンダーが、人間(マグル)のジェイコブ・コワルスキーを巻き込んで、
悪の魔法使いに戦いに挑むというもの。
今回、リオデジャネイロ、ニューヨーク、西ドイツ、ホグワーツ(架空の知名)、チベットを往来する、
いわばニュートがたどるロードムービーの形態をとっておりますが、
ジェイコブの存在が大きかった作品でしたね。
第二次世界大戦の影が忍び寄る中、
前作「黒い魔法使いの誕生」でトラウマ展開連発のまま結末を迎え、
ニュートはリオデジャネイロまで一匹のメスの麒麟の出産に立ち会うが、
グリンデルバルドの一味の襲撃に遭遇し、麒麟の子供を連れ去られてしまう。
後のホグワーツ魔法学校校長になるアルバス・ダンブルドアは、
ニュートとその仲間たちに、グリンデルバルドの軍隊との衝突につながる任務を託し、
ダンブルドアは迫り来る戦争をいつまで傍観するのかを熟考することになる。
新型コロナウイルスが猛威を振るう中で、ロードムービーの形態に加え、アドベンチャーの要素も盛り込んだ、
見て納得の映画やったね。
特に魔法バトルのところ、ドルビーアトモス音響で天井から音がガンガン攻めてきて、物語にのめり込んだわ。
「ファンタビ」シリーズを見て思ったんですが、毎度ニュートに巻き込まれているジェイコブの存在が大きい。
人間(マグル)代表として、映画を観ている観客と同じ目線に立ち、魔法使いの戦いを目撃することで、
上映時間2時間半、観客を飽きさせないようにしている。
この「ファンタビ」シリーズ、全5部作で構成され、
ここから先、アメリカと西ドイツの間で行われる第二次世界大戦と並行し、
ダンブルドアとグリンデルバルド、両陣営が激突し、
そして、ハリー・ポッターの両親とどこで接点をつなぐかが焦点ですね。