
奥多摩の人情駐在が帰ってきた!
秋ドラマ。
今回は寺島進主演のテレビ東京系「金曜8時のドラマ 駐在刑事 Season3」。
講談社文庫から刊行されている笹本稜平の同名小説を原作としたこのドラマは、
テレビ東京&BSジャパン(現:BSテレ東)の2時間サスペンスから誕生し、
2018年10月期、安定の”金曜8時のドラマ”枠で連続ドラマ化。
名バイプレイヤーの寺島進にとっては初の連ドラ主演で、
毎回視聴率を気にするようになったくらい思い入れが強いこのシリーズは、
2020年1月期にSeason2が放送、5月に月曜プレミア8枠でのドラマスペシャルを挟み、待望のSeason3。
それくらい視聴者に愛されている証拠。
”金曜8時のドラマ”枠は、視聴率に左右されない独特の安定性で、いかにもテレ東らしさが出ている枠。
それ故、「駐在刑事」のほか、「三匹のおっさん」「警視庁ゼロ係」がシリーズ化されている。
まずは簡単な説明。
容疑者の自殺という不祥事を起こしてしまった江波敦史警部補(寺島進)は、奥多摩の水根駐在所に左遷。
当初は捜査一課に戻りたいくらいプライドが高く、左遷に不満を抱いていたが、
水根旅館内・休処みやこの女将・池原美也子(市毛良枝)、山岳ガイドの池原孝夫(鈴之助)、
水根ストア店主の沢井啓太郎(お宮の松)とその家族ら、水根の住民に接するうちに気に入り、
今日も奥多摩水根地区の安全のために頑張ってます。
なぜか殺人事件が発生し、加倉井管理官(北村有起哉)とよく衝突しつつ、事件解決に向けて奔走します。
Season3の第1話は、今井翼をゲストに2時間拡大版で放送。
クラウドファンディングで集めた1億円をめぐり、ベンチャー企業の社長と出資者が対立。
詐欺で訴えられただけでなく、殺人事件まで発生。
安定の「(謎解き+人情)×奥多摩」にホロっとさせられました。
ラストは護送される今井翼が赤飯おにぎりをほおばるシーンで、
今シーズンの主題歌である鈴木雅之の「メロディー(Remix’22)」が流れたときゃ涙腺崩壊しちゃたわ。
だが、1月の放送なのに、真夏設定は無理があるぞ。
そーいや、第1話の脚本を担当した田子明弘って、
堂本光一主演の「銀狼怪奇ファイル」を手掛けていたなんて驚いたわ。