
岡田准一が演じた土方歳三は「士」と「愛」に生きた。
日曜日、思い立って京都河原町へ赴いた。
大阪メトロから京阪本線で、赤いボディが際立つ特急に乗車。
思い切って6号車のプレミアムカーに乗りたかったが、50分ちょいに500円なんて・・・とスルー。
なんやかんやで三条駅に到着。
今回の目的地であるMOVIX京都に向かう途中、
池田屋跡地を通った。
これ今日見る映画への伏線。
ここの4番スクリーンで見たのは、「燃えよ剣」。
2017年に公開された「関ヶ原」の主演:岡田准一×監督:原田眞人が再びタッグを組んで、
司馬遼太郎の代表作に再び挑む。
この映画、作品の舞台の1つである京都で観ねば!と思った次第です。
誰もが知っている新撰組の物語を、土方歳三の目線で描いており、
圧巻のスペクタクルと、豪華な共演陣を従えた、
コロナ禍の影響で度重なる公開延期を乗り越えた超大作らしい大作でした。
江戸末期、討幕派と佐幕派の対立が激しくなる中、武州多摩のバラガキ・土方歳三(岡田准一)は、
百姓上がりの近藤勇(鈴木亮平)や、武家育ちの沖田総司(山田涼介)らとともに、京都に赴き、
江戸幕府の後ろ盾を得て、新撰組を結成。
歳三は副長として、類いまれな手腕と厳しい法度で組織を統率し、
池田屋騒動を機に、次第に新撰組の勢力が増していくが、時代は倒幕へと傾き、一気に窮地へ。
アメリカ映画界育ちの原田眞人監督の圧倒的な演出術もさながら、
様々な武術を心得ている岡田准一の殺陣が洗練されていて、
それに惹かれるかのように、共演陣の力量が半端なかったわ。
硬派なドラマに、お雪(柴咲コウ)との出会いも盛り込んだことで、
岡田准一が演じた土方歳三は、これまでの、どの名優が演じた土方歳三より、
「士道」に生き、「愛」に生きた人物像を映し出していたわ。
音響も半端なく、観たMOVIX京都の4号スクリーンの音響設備が、
ドルビー7.1chの膨大な情報量を引き出しており、鳥肌モノでしたね。
京都まで観に来て損なし!