
重厚な映像世界にのめり込め!
なんばパークスシネマでのWヘッダー。
1時間のインターバルを置いて2本目は「デューン 砂の惑星」。
数多のSF作品に多大な影響を与えたフランク・ハーバートの大河SF小説を、
「ブレードランナー2049」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が映画化。
過去にはデヴィッド・リンチ監督が1984年に制作したものの、完成したら4時間の超長尺だったため、
プロデューサーが強権を発動し、2時間に編集しスリム化したが、まとまりを欠いたため酷評。
しかし、デヴィッド・リンチ監督独特の悪趣味的世界観が全面に出ており、
映画マニアの間ではカルト作として一定の評価も得ている。
また、チリ出身のアレハンドロ・ホドロフスキー監督も、デヴィッド・リンチ監督版に先駆け、
この大河SF小説の映画化に乗り出したが、配給先が見つからず頓挫してしまっている。
今回のヴィルヌーヴ監督版は2部作に分けて公開。
その第1部となる今作は、ティモシー・シャラメ演じるポール・アトレイデスが、
延命スパイスが生産される砂の惑星デューン統治から、ハルコンネン家の陰謀に巻き込まれ疾走し、
原住民フレメンと共闘するまでを描いた。
こういった2部作で公開したことにより、ストーリーに正確性を持たせ、
重厚な映像世界にのめり込めた、やっぱ映画は映画館で見てなんぼやなと感じました。
砂の惑星デューンを再現するために、中東はヨルダンの砂漠地帯でロケを行ったことで、
迫力が半端ねぇと感じました。
当初はTOHOシネマズなんばのIMAXスクリーンで見ようとしたんですが、
現在TOHOシネマズなんばでは、IMAXwithレーザーへの更新工事の真っただ中。
ラージフォーマットIMAXを超える“究極の映画体験験”が可能な「Filmed For IMAX」が体験できず痛いが、
なんばパークスシネマの10番スクリーンで見たんだけど、通常上映でも遜色なし、映像世界にのめり込める。
特に音響が優れているシネコンで見た方がいいぞ。
あ~、なんばパークスシネマにドルビーシネマ作ってほしいわ。