人類が手にした最初の武器 神話の時代から人間は拳で争って来た 最古の格闘技 それが拳闘だ
4月期アニメの話。
今回は「セスタス The Roman Fighter」(フジテレビ系+Ultra枠)。
ヤングアニマル(白泉社)で1997年~2009年に連載された、
技来静也の漫画「拳闘暗黒伝セスタス」を原作に、
(C)技来静也/白泉社
(現在は増刊のヤングアニマルZEROにて、第2章「拳奴死闘伝セスタス」を連載中)
「バトルスピリッツ」「アイカツ!」「銀魂」で知られるバンダイナムコピクチャーズが初めて、
青年漫画原作のアニメを手掛け、
「銀河漂流バイファム」「しおんの王」の川瀬敏文が総監督を務める。
ま、バンダイナムコピクチャーズの親会社は、「機動戦士ガンダム」で知られるサンライズ。
「無敵超人ザンボット3」「伝説巨人イデオン」「聖戦士ダンバイン」といった”黒富野”展開連発や、
「スクライド」「カウボーイビバップ」「TIGER&BUNNY」といった青年漫画的ノリの作品が多かったから、
この「セスタス」は、サンライズ時代の2つの傾向を復活させてくれたわ。
Netflixとの協業契約が満了になり、配信はFOD独占ですが、
幸いなことに、TVerやGYAO!での1週間無料見逃し配信もやっていたことが救い。
第1話は、↑の題名通りで、これに尽きる。
弱冠十七才のネロ(CV:上村祐翔)がローマ皇帝に即位したのと同じ頃、
ザファル(CV:小山力也)を師と崇める少年奴隷セスタス(CV:峯田大夢)は、
拳奴に取り立てて貰うための拳闘試合に臨んでいた。
だが養成所の親友に勝利した次の瞬間、親友の背には無数の矢が刺さっていた。
拳奴の掟。
敗北、即ち、死。
この掟にセスタスが苦悩する中、ローマで皇帝御前の養成所対抗戦が行われることに。
第1話はコミックスの1巻から最初の2話を駆け足で描いていて、なんか雑やなと感じたが、
シリーズ構成も兼務する川瀬総監督の脚本で、伝えるべきポイントが多かったことは評価したい。
全編3DCGで描くと思ったら、一部のシーンで2Dとはな・・・
2Dと3DCG、上手に割り切ればよかったのに。