宮本イズム、まだ発展途上の最中。
第100回天皇杯 全日本サッカー選手権
決勝(国立)
川崎フロンターレ(J1リーグ1位) 1<0-0/1-0>0 ガンバ大阪(J1リーグ2位)
後半10分<川崎>三苫
※川崎フロンターレの天皇杯初優勝。
まずは、中村憲剛よ、お疲れ様です。
第1回は4チームだけの参加だった天皇杯も、通算100回目。
記念すべき回の天皇杯、両チームとも喉から手が出るほど欲しいのがわかる。
ガンバ大阪は割り切った戦い方で、下半期に躍進しJ1リーグ2位に滑り込み、
準決勝で徳島ヴォルティスを黙らせ、元旦の国立に乗り込む権利を獲得した。
その決勝戦の対戦相手は、鬼木達体制になったせいで、
かつては”カモ”だったが、今や”苦手”に転じた川崎フロンターレ。
ボールを動かす戦い方で、もののけ、バケモノを通りすぎて、鬼級。
「鬼滅の刃」の如く、全集中で鬼退治に乗り出した。
この日のガンバ大阪のゲームプランは、川崎フロンターレの自由を奪う戦い方に徹し、
4バックと2枚ボランチ、そしてGK東口の踏ん張りに賭けたことで、前半は無失点だったが、
うさパトコンビは不発だったことが痛い。
後半は守備の歪みを突かれ、川崎FW三苫を止められず失点。
その後、選手を次々と入れ替え、逆転しようとするが、いかんせん、選手交代が遅すぎて、
後半30分過ぎからパワープレーに徹したことで、悪循環に陥り、終戦。
またしても鬼に苦しめられた。
ハイプレス戦術や、三浦&ヨングォンコンビに賛否両論があるけど、
MF遠藤をジュビロ磐田にレンタルに出し、DFオ・ジェソクを名古屋グランパスに譲り、
これからのガンバを担う若き逸材を積極登用し、
けが人続出もリスクマネジメントの徹底で乗り切った。
だが、MF井手口やFW小野がけがしていなければ、
MF高木がU-23チームで燻っていなければ、
FWアデミウソンが・・・はいいか。
宮本恒靖の監督続投は既定路線ですが、
ガンバ大阪がこの戦い方を継続するのなら、
サポーターが納得する結果を出せるサッカーを。
ガンバ大阪がAFCアジアチャンピオンズリーグにグループリーグから出場したり、
2021年シーズンのJ1リーグは、下位4チームがJ2に降格することを考えたら、
チームもバージョンアップせなアカンやな。
一部報道で松本山雅所属のFWレアンドロ・ペレイラや、
Kリーグ江原FC所属の韓国代表FWキム・ジションを獲得したという情報が流れているが、
前線の爆発力を増幅させる目的で、
思い切ってブラジル代表MFフェリペ・コウチーニョを獲得してみてはどうか。
昨年夏にバルセロナに復帰しても、ロナルド・クーマン監督とはソリが合わず、
戦力外状態になっているから、思い切った投資を!