「ランボー ラスト・ブラッド」はランボー以上にランボーだった。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

「ランボー ラスト・ブラッド」はランボー以上にランボーだった。

【はじめに よいこのみなさんへ】

こんかい しょうかいするえいがは

えいりんの えらいおじちゃんたちから

あーる じゅうご ぷらす していの つうちをうけており

じゅうごさいみまんの よいこのみなさんがみるには てきしていないため

このえいがを ごらんになることができません。

ほうりつてきに おっけーなねんれいになってから

でぃーぶいでぃ ぶるーれい おんでまんどはいしんで みましょうね♪

 

 

ダブルヘッダー2本目は「ランボー ラスト・ブラッド」(字幕)。

「ロッキー」シリーズと並ぶ、シルヴェスター・スタローンの代表的なシリーズである「ランボー」の第5作。

1972年に発表されたディヴィッド・マレルの小説「一人だけの軍隊」から誕生した、

社会から孤立したベトナム帰還兵、ジョン・ランボーの孤独な戦いを描いており、

「一人だけの軍隊」を原作とした第1作「ランボー(原題:First Blood)」は、

街を訪れた流れ者というだけでランボーを排除しようとした保安官との戦いを描いたが、

原作小説では壮絶な戦いの果てに、恩師であるトラウトマン大佐に射殺されるが、

モニター試写の結果が不評だったため、トラウトマン大佐に諭され投降することに変更。

この”原作レイプ”が、いい意味で絶大な効果となり、続編が作られることとなり、

シルヴェスター・スタローンはロッキー・バルボアに続く当たり役に巡り合い、

アクションスターとしての地位を不動のものとした。

(でも、売れない時代はハードコアポルノ男優もこなしていた!)

 

とまぁ、ベトナム、アフガニスタン、東南アジアで修羅場を乗り越えてきたジョン・ランボーが、

今回はメキシコの人身売買カルテルに戦いを挑むんですが、

70を過ぎてもお盛んなスタローンが肉体的な衰えはあっても、知能をフル回転させ、

「ランボー」シリーズ史上、ランボー以上にランボーしてたわ。

 

東南アジアでの出来事から11年後。

ジョン・ランボーはアリゾナ州ボウイの亡き父の牧場で、

旧友のマリア・ベルトランと、その孫娘ガブリエルと共に平穏な日々を過ごしてきた。

ガブリエルはランボーに、友人のギゼルがメキシコで実父を見つけた事を告げ、

こっそり車でメキシコに向かった。

これが後の悲劇を招き、ランボーに怒りの炎が点火することに。

 

前作、「最後の戦場」(「最後」と銘打ってんのに)に続くR-15+指定を受けており、

作中でのあんな表現やこんな表現で、「ランボー」シリーズ史上凄惨。

前作同様、現実で起こっている犯罪の”リアル”を表現しており、

R-15+指定はやむを得なしでしょうな。

後半、ランボーの父の遺産である牧場での決斗では、傭兵たちを躊躇なく次々と殺害し、

お得意の弓矢のシーン、あの構図が伏線になっていたとは・・・!

スタローンのこだわりが垣間見えたわ。

 

この手のアクション映画に筋書きなんていらん。

生身のアクションとアイデアさえあれば、観客に十分伝わる。

支離滅裂でも構わん。