
あえて「寿司」ではなく「鮨」と書いています。念のため。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急企画。
「アマゾンプライムビデオの会員見放題で見つけた、ワタクシがチェックし損ねた映画な話」。
前回の「TSUKIJI WONDERLAND」の続きではないが、
今回も東京の「食」にまつわるドキュメンタリー映画を。
第12弾は「二郎は鮨の夢を見る」(2011)
2019年度まで5年連続でミシュランの三つ星を受けた「すきやばし次郎」の鮨職人、
小野二郎に迫ったドキュメンタリー。
撮影当時80代ながら、カウンターに立って鮨を握る姿はオーラが漂っていたわ。
絶対見たかったんだけど、上映劇場が限られた上に、鑑賞機会が合わず断念しており、
「STAY HOME」の時だから、これは見ようと。
小野二郎。
「すきやばし二郎」の鮨職人。
1925年(大正14年)10月27日、静岡県天竜市(現:浜松市天竜区)出身。
7歳で地元静岡県の料理店に奉公に出て、その後東京で修業。
1951年に鮨職人となり、1965年に独立、「すきやばし次郎」を開店。
2020年現在、ミシュラン史上最高年齢の三ツ星シェフとしてギネス世界記録に認定。
自身も「すきやばし次郎」本店の夜の部で鮨を握り、
2人の息子も父の後を追って鮨職人になった。
長男の禎一は、本店の店主として、父をサポートしながら店を切り盛りする傍ら、
「次郎インターナショナル株式会社」代表取締役として、「すきやばし次郎」発のオリジナル商品を開発・販売。
二郎の隆士は、2003年に独立し、六本木ヒルズに支店を開店しミシュラン二つ星を獲得。
映画は小野二郎の姿勢に惚れ込んだアメリカ人監督、デヴィゥド・ゲルブの密着取材により、
小野二郎の仕事に対する姿勢やこだわり、
高齢になってなお鮨の技を究めようと探求する姿が浮き彫りになり、
父の後を追って鮨職人になった2人の息子と、料理評論家の山本益博の証言で、
上映時間81分なのに、よくもまぁこんな良質なドキュメンタリーに仕上がったなぁ~と関心したわ。
現在、「すきやばし次郎」本店では一般客の予約は受け付けておらず、限られたセレブリティしか味わえられない。
海外旅行客の予約も、ホテルのコンシェルジュを通さないとできないようで、より遠い存在になったわ。
(そのせいか、2020年度版ミシュランからは外された!)
でも、Amazonのほうでは、「すきやばし次郎」オリジナル商品の通販もやってます。
無論、「次郎インターナショナル株式会社」から発売されています。

おすすめとしては、↑の「SUSHIパーティーセット」。
焼海苔、鮨めし、鮨桶、巻き簾、しゃもじ(3本)で構成され、
お好みの食材を購入し、手巻き鮨、細巻きで本店気分をお楽しみください。
また単品で焼海苔、鮨めし、すし酢、米酢、ぽん酢、オリジナルだしも扱っています。
おうちで「すきやばし次郎」気分を味わうのもいいのでは。