「BNA」は現在の差別まみれの日本そのものだ! | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

「BNA」は現在の差別まみれの日本そのものだ!

4月期アニメの話。

今度は「BNA」(フジテレビ系”+Ultra”/配信はNETFLIX)

 

NETFLIXとの協業によるエッジの効いた深夜アニメレーベル”+Ultra”。

4月期は「天元突破グレンラガン」の中島かずき脚本、

「リトル・ウィッチ・アカデミア」の吉成曜監督、

「キルラキル」「SSSS.GRIDMAN」のTRIGGERによるオリジナル作品。

第1話を見たんですが、これは現在の差別まみれの日本そのものだと感じたわ。

 

人間と獣人が共に住んでいる21世紀の日本。

共存できるかと思われたが、それを思わしくない人間がいるのも事実で、

レイシストが獣人を襲撃・殺害する事件が多発している。

タヌキ獣人の影森みちる(CV:諸星すみれ)は、レイシスト集団から逃れ、襲撃される手前で、

マリー伊丹(CV:村瀬迪与)に助けられ、獣人特区「アニマシティ」にたどり着く。

丁度この日は街びらき10年目の祭りが行われ、獣人であることを自由に表現している。

祭りに浮かれたみちるは、リスザルの獣人に財布をすられてしまい、追跡していくうちに、

オオカミ獣人の大神士郎(CV:細谷佳正)と出会った途端、爆発テロが発生。

みちるは士郎に捕えられてしまいそうになるが、士郎の嗅覚で真犯人を見つけ、

誤解が解けたみちるだったが、事件に巻き込まれたみちるは士郎に、

かつて自分は人間で、突然タヌキ獣人になってしまったのだ。

だが、士郎は人間を心から恨んでいた。

 

この「BNA」を見てね、今の差別まみれの日本そのものを描いていると思うね。

保守派のグループによる在日韓国人排斥デモ行進が行われたり、

底辺が世間をチヤホヤさせている人間を罵ったり、

ベテラン教師たちが新米教師を辛口カレーでいたぶったり、

日常的に障害者差別&部落差別&LGBT差別が横行していたり、

ネット上では、”在日認定”、”知障認定”、

最近よく見られる”コロナ感染者認定”のレッテル貼りが横行していたり、

etc...

「BNA」でも、レイシストの人間が、獣人を襲撃・殺害し、

第1話冒頭でも、人間と獣人が手を取り合っているポスターに、

レイシストの人間がラッカーで獣人を罵る落書きがあったりと、

これは現代社会に通じるテーマがあると見た!

 

”+Ultra”枠はモーションキャプチャーを多用したセルルック作品が多く作られているが、

この「BNA」は「キャロル&チューズデイ」以来の平面アニメ。

テクノロジーが進化しても、”日本のアニメ”らしさは守るべきで、

平面アニメが”日本のアニメ”らしさを象徴している。

TRIGGERは「キルラキル」や「SSSS.GRIDMAN」のような、破天荒な展開を得意としており、

この「BNA」も破天荒な展開が期待できる。

 

ワタクシが思うに、今後の焦点は、

みちるの親友で、彼女も獣人になり失踪した日渡なずな(CV:長縄まりあ)の行方と、

製薬会社の若きCEO、アラン・シルヴァスタ(CV:石川界人)の陰謀。

この2点がカギになるでしょうね。

 


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