【J特】24回目の震災忌を前に初戴冠。
天皇杯 第99回全日本サッカー選手権
決勝
(国立)
ヴィッセル神戸(J1) 2<2-0/0-0>0 鹿島アントラーズ(J1)
前半18分<神戸>オウンゴール
前半38分<神戸>藤本
※ヴィッセル神戸の天皇杯初優勝。
「アリガトー!!!ヴィッセルコーベェー!!!」
後半アディショナルタイム4分を乗り切っての逃げ切り勝ちに、
フィンク監督は、カタコトの日本語で歓喜の雄叫びをあげた。
今年の東京オリンピックに向けて改築した国立競技場の天井に響くくらい。
なりふり構わずのビッグネーム補強で、コスパの悪さがクローズアップされ、
リーグ戦、ルヴァンカップ共にかみ合わず、かなり心配されていたが、
天皇杯の方では2回戦、3回戦とも対戦相手に恵まれ、
4回戦はリーグ2連覇の川崎フロンターレの猛追を振り切り、
準々決勝では大分トリニータ相手に、虎の子の1点を守り抜き、
準決勝で清水エスパルスをねじ伏せ、改築した国立競技場での元旦決勝。
対戦相手は、常にタイトルを取ることを義務付けてきた鹿島アントラーズ。
総合力の方では鹿島の方が上で、所属する外国人がJの水に慣れた面々ばかり。
フタを開けてみたら、神風は神戸に吹いていた。
ヴェルマーレンの加入で3バックに安定感が生まれ、イニエスタと山口が中盤を仕切り、
ポドルスキと古橋の2シャドーに、藤本のワントップ。
この攻撃的布陣が鹿島アントラーズに圧を与え続け、
前半18分に鹿島のDFがヘマかましオウンゴールを呼び込み、
その後、下半期で機能したサイド攻撃で加点。
後半は一進一退の攻防となり、余裕が出たことで終了間際にヴィジャ投入。
もうこのまま夢が続いてほしいくらいやわ。
そして試合終了のホイッスルが鳴り、鹿島アントラーズを振り切り、
ヴィッセル神戸がクラブ初タイトルとなる天皇杯を勝ち取った。
1995年1月17日の船出の日に、阪神淡路大震災が起こり、
チームは常に財政難と戦い、思い切った補強もできなかった。
で、楽天が筆頭株主になったことで、クラブの地盤固めが進められ、
ドイツ代表のポドルスキ加入から、大物選手の獲得などの思い切った補強へ舵を切り、
天皇杯での戦い方で、ヴィッセル神戸はクラブとしてようやく安定したと及第点を与えたい。
24回目の震災忌を迎える前に、いい報告が出来たな。
現役を退くヴィジャと那須大亮にとっては最高の置き土産になったな。
一方の鹿島アントラーズは、
大岩剛監督が天皇杯をもって退任するとあって、ぜひタイトルを取りたかったが、
負傷離脱者が出ていたこともあり、保有する選手の範囲内で組まざるを得なかった。
ブエノ、セルジーニョ、レオ・シルバのブラジル人トリオが揃って出ていたら、
まわりの選手が奮闘するのが鹿島の伝統なのにねぇ。
監督と言う職業は結果が全て。
勝ち続ければ称賛され、不調が続くと叩かれる。
ファンのエゴを受け止める器量がなかったら務まりまへんで。
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