ミルクボーイの”天丼”は洗練されていた。
吉本興業主催の”三大お笑いオープントーナメント”の1つ、
「M-1グランプリ2019」が22日に行われ、
昨年、史上最年少で”漫才日本一”の座に就いた霜降り明星に発奮されたのか、
5040組のエントリーが集まり、ミルクボーイが頂点に輝いた。
昭和の香りが漂う内海と、筋トレ命の駒場のコンビネーションが洗練されていて、
最終決戦の時も、かまいたちがここ一番でネタが飛んだことにも助けられ、
もなかを題材にした”天丼”ループの応酬で審査員陣にボディブローを食らわせ、令和最初の”漫才日本一”に。
結成15年目でラストチャンスのかまいたちと、関東の意地を見せたぺこぱはね、
ミルクボーイを大トリにもってきたことが悔やまれたんでしょうね。
惜しくも1stラウンドで姿を消したすゑひろがりずは敢闘賞もの。
第1回でのテツandトモの芸で立川談志師匠の逆鱗に触れたかのように、
狂言風コントで志らく師匠の逆鱗に触れるかと思ったら、
合コンを題材にした漫才できちんと漫才をやっていたことは評価に値する。
こういった埋もれた逸材を発掘するのも、お笑いオープントーナメントならではの醍醐味だ。
もう来年の”漫才日本一”を決める戦いは既に始まっている。
R-1ぐらんぷりやキング・オブ・コントもあるけど、
「自分たちはこれ一本で行く!」という覚悟を決めるべきだ。
”漫才日本一”に輝いたミルクボーイは、この栄誉を活かすも殺すも自分次第。
一切他のことに手を出さず、劇場中心で行った方がいい!
【1stラウンド※口演順】
ニューヨーク
(吉本興業東京)
616
かまいたち
(吉本興業東京)
660
和牛
※敗者復活
(吉本興業大阪)
652
すゑひろがりず
(吉本興業東京)
637
からし蓮根
(吉本興業大阪)
639
見取り図
(吉本興業大阪)
649
ミルクボーイ
(吉本興業大阪)
681※M-1史上最高得点
オズワルド
(吉本興業東京)
638
インディアンス
(吉本興業東京)
632
ぺこぱ
(サンミュージック)
654
【ファイナルステージ※口演順】
ぺこぱ
0
かまいたち
1(松本)
ミルクボーイ
6(巨人、塙、志らく、富澤、礼二、上沼)
※審査員
上沼恵美子、松本人志、中川家・礼二、サンドウィッチマン・富澤たけし、立川志らく、ナイツ・塙宣之、オール巨人
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