【J特】シリーズ・あのJクラブの「こんなはずでは・・・」⑨アビスパ福岡篇
今シーズンのJリーグに於いて、
「こんなはずでは・・・」なシーズンを送ったクラブの問題点をワタクシなりに洗い出すシリーズ。
これまで8チーム取り上げたんですが、
まだまだ「こんなはずでは・・・」なクラブがまだあるなと思いました。
(その分、取り上げられたクラブのサポーターから蔑視の視線が・・・)
恐らく12月いっぱいまでは続く・・・はずです(汗)
今回第9弾はアビスパ福岡を。
一時はJ2降格危機を乗り越え、「落ちないアビスパ」として太宰府天満宮でグッズが販売されたが、
2001年の最初のJ2降格決定以降、御利益がなくなり、J1とJ2を行ったりきたりのエレベーター生活。
今年、「アビスパ元年」と銘打ち、今年こそJ1復帰、そしてJ1定着をと願い、
弁護士資格も持つイタリア人指揮官のファビオ・ペッキアを迎え入れ、
下部組織からトップチームまで、
「アビスパスタイル」と銘打った一貫したスタイルの構築に力を入れたんですが、
6月に家庭の事情により退任。
ところがどっこい、実はユベントスからU-23チームの指揮官になってくれと、わざわざ退任。
アビスパ福岡って、ユベントスのU-23チームより、かな~~~~~り下だってことか(怒)
Jリーグもナメられとんのぉ。
後任に久藤清一が執ったものの、監督交代によるスタイルの変化に、選手から不満が噴出し、
信頼関係に溝ができてしまい、その亀裂も修繕することなく広がる一方。
気がつけばJ3降格の危機に瀕しても、危機感全くなし(怒)
こんなコンセプト皆無なチームに、地元の福岡市民は福岡ソフトバンクホークスに走るよな。
招待券を貰っても、誰も応援したくない。
博多の森球技場に、死んでも足を運びたくないとな。
(今シーズンのホームゲームの平均来場客数は約6800人。昨年より2000人減少。)
ワタクシが思うに、アビスパ福岡が抱えている病巣はかなり深刻なレベルにあると思う。
最大の原因は、チームとしての一貫したフィロソフィーがない。
それもそのはず。
アビスパ福岡は、日本フットボールリーグに所属していた中央防犯藤枝ブルックスを、
福岡市民の熱いラブコールに応え、1994年に静岡県藤枝市から福岡県福岡市に移転。
これで福岡市にJクラブが出来た!だけで満足しちゃったことが凋落の始まり。
どんなチームを目指すのか?
どんなサッカーを目指すのか?
チームの目標は?
そんなことなんて全く考えていなかったから、方向性が定まっておらず、
J1とJ2を行ったり来たりのエレベータークラブと化したんだよね。
「感動と勝ちにこだわる」?
笑わせんな(怒)
ワタクシの提案として、以下の事を。
①「アビスパスタイル」に「明るく、楽しく、激しく」のエッセンスを。
今シーズンから掲げた「アビスパスタイル」は、
高いボールポゼッションとゾーンコントロールを使用した戦術ですが、
戦術の中に、遅延行為、わざと倒れるなどの猿芝居を打つ、
最終ラインでボールをコネコネコネコネなどは、
ワタクシに言わせれば「暗いサッカー」で、
こんな状況だと、高いボールポゼッションとゾーンコントロールがかえって無意味。
「アビスパスタイル」を有効的なものにするため、「明るく、楽しく、激しく」の面を取り入れる。
Jリーグ誕生までのサッカーが敬遠されていた時代の暗い一面を排除し、
フェアプレーの下、ハードワークと球際の攻防で激しく戦い、
そして、アッと言わせるテクニックで勝利に導き、
わざわざお金と時間を工面してスタジアムに来てくれたサポーターを歓喜の渦に。
そして、前座の少年サッカーの試合や、
DJ、大型ビジョン、フードコート、アトラクションなどで、サッカー観戦を楽しくさせる。
これらが一つの試合の中に同居していることで、「明るく、楽しく、激しく」を形成させる。
②福岡市だけに限るな。西鉄線沿線を巻き込め!
現在のアビスパ福岡のホームタウンは、福岡県福岡市ですが、
(このほか、糟屋郡の一部をはじめとする9市町村とフレンドリータウン協定を結んでいる)
福岡市だけで活動するには、かえって限界がある。
今のJリーグのホームタウンの定義は、
メインホームタウンを核とした周辺地域、もしくは、各都道府県全域となっており、
福岡県福岡市だけにこだわる必要はない。
西鉄天神大牟田線沿線をも巻き込んだ方が面白い。
西鉄天神大牟田線は、色んな町を通っている。
福岡市は勿論のこと、春日市、大野城市、太宰府市、筑紫野市、小郡市、久留米市、
三潴(みずま)郡、柳川市、みやま市、大牟田市を通っていて、
西鉄福岡(天神)駅で、福岡市地下鉄空港線に乗り換えて、
博多の森球技場の最寄り駅である福岡空港駅に行くこともできるからメリットが高い。
③チーム名を「アビスパ福岡・博多」に。
ホームタウンの福岡県福岡市には、もう1つの呼び方として「博多」がある。
博多駅(JR九州)
キャナルシティ博多
博多大丸
博多座
博多区
博多川
博多湾
博多祇園山笠
博多おくんち
博多どんたく
博多人形
博多ラーメン
博多スターレーン(閉店)
そして、
博多の森球技場。
ワタクシが思うには、未だに「福岡県福岡市」の他に、
「福岡県博多市」があると思いこんでいる人がいると思うが、
「福岡県博多市」は存在せず、あるのは「福岡県福岡市博多区」。
「博多」も地方の人の福岡を連想するキーワードになっていることを考えたら、
チーム名も、「アビスパ福岡・博多」に変えた方がいいでしょうね。
とまぁ、福岡市だけでなく、西鉄天神大牟田線沿線にホームタウンを拡大することで、
同じ福岡市をホームとする福岡ソフトバンクホークスや、
福岡県東部のギラヴァンツ北九州と差別化を図る。
独特の文化を構築することで、
アビスパにはアビスパの良さがあることを証明してほしいものだ。
2020年は、水戸ホーリーホックの躍進に貢献した長谷部茂利が監督に就任したんですが、
「アビスパスタイル」を構築することはできるかどうか、不透明やわ。
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