【J特】シリーズ・あのJクラブの「こんなはずでは・・・」⑧浦和レッドダイヤモンズ篇
7日の第34節をもって、今シーズンのJ1リーグ、全日程が終了した。
横浜Fマリノスが15年ぶり4度目の優勝を果たし、
湘南ベルマーレはJ1昇格プレーオフに回され、
徳島ヴォルティスvsモンテディオ山形戦の勝利チームと対戦することに。
閑話休題。
今シーズンのJリーグに於いて、
「こんなはずでは・・・」なシーズンを送ったクラブの問題点をワタクシなりに洗い出すシリーズ。
次はあらゆる面ですったもんだがあった浦和レッドダイヤモンズを。
長文御免。
鹿島アントラーズのリーグ3連覇を実現させた名伯楽、オズワルド・オリヴェイラが昨年5月より指揮を執り、
昨年12月、日本代表のAFCアジアカップ出場のため、日程が前倒し開催された天皇杯を制し、
AFCアジアチャンピオンズリーグ出場権を得た浦和レッドダイヤモンズ。
J1リーグとAFCアジアチャンピオンズリーグを並行して戦う事に伴い、
セレッソ大阪から杉本健勇、柏レイソルから鈴木大輔、横浜Fマリノスから山中亮輔、
FCポルトからエヴェルトン(期限付き移籍)を獲得し、
2チーム分そろえるくらいの戦力を補強し、準備万端。
フロントもサポーターも、年末の歓喜を心待ちにしていた・・・はずだった。
2月16日(土)に埼玉スタジアムで開催されたゼロックススーパーカップvs川崎フロンターレ戦で、
元ブラジル代表の川崎FWレアンドロ・カスタンの一撃に沈んだ。
これは悪夢の序章。
AFCアジアチャンピオンズリーグのグループリーグをトントン突破する一方で、
J1リーグでは苦戦を強いられ、第13節終了まで5勝6敗2分け。
特に埼玉スタジアムでのホームゲームでは1勝5敗1分けと散々の上、
5月のJ1リーグ戦では、4戦4敗。
6月1日のアウェーでの川崎フロンターレ戦でオリヴェイラの進退をかけようとした矢先、
5月28日に川崎市スクールバス襲撃殺傷事件が発生、地元警察がピリピリムードとなり、
浦和レッドダイヤモンズが負けたら、等々力で暴動が発生しかねない事から、
同日にオリヴェイラ監督を更迭、ヘッドコーチの大槻毅を監督に昇格した。
大槻毅は昨シーズン、堀孝史監督の成績不振による更迭から、オリヴェイラが来るまで、
暫定監督として指揮を執り、チームに失っていた闘魂を取り戻し、
さらにオールバックの髪型から、サポーターから”組長”として愛された。
こうして、チームの舵取りは大槻組長に託された。
AFCアジアチャンピオンズリーグではノックアウトトーナメントを執念で勝ち進み、
決勝戦ではアルヒラルに2戦合計0-3と敗北、準優勝と大健闘したが、
ルヴァンカップのプライムステージで、鹿島アントラーズに1敗1分けで敗退。
(AFCアジアチャンピオンズリーグ出場のため、プライムステージから出場。)
連覇がかかっていた天皇杯では、4回戦でJFLのホンダFCに0-2の完封負け。
そして、J1リーグの方では7月20日の第20節vsジュビロ磐田を最後に調子を大きく崩し、
選手のパフォーマンス低下と、格下アレルギーによって、
気が付けばJ1残留争いに巻き込まれてしまった。
(結果14位という地獄の一歩手前でシーズン終了。)
期待を込めて加入した選手もフタを開けてみれば期待外れに終わり、
加入決定時手放して喜んだサポーターも、次第にイラネイラネの大合唱。
AFCアジアチャンピオンズリーグ準優勝に導いた半面、
それ以外の不甲斐なさから、大槻組長への風当たりが激しくなった。
正直言うならば、
今の浦和レッドダイヤモンズは、他のクラブと比べ、夢もロマンもない。
本郷三丁目にあるJリーグ事務局のトイレの便器にへばりついている黄ばみの如く、
無理してJリーグにしがみついている感が否めないよね。
2009年、フォルカー・フィンケが監督に就き、堅守速攻型から攻撃型に転換した頃から、
国内のタイトルを総なめにしたい。
アジアを制したい。
世界一のクラブになりたい。
と欲丸出し。
それを急ピッチで進めたいと、
地方クラブの主力選手を次々と引き抜いたり、
(例:柏木陽介、森脇良太、青木拓矢、岩波拓也、杉本健勇)
欧州挑戦に失敗した日本人の実力者を受け入れたり、
(例:槙野智章、阿部勇樹、関根貴大)
契約満了による移籍料0円の実力者を獲得したり、
(例:興梠慎三、武藤雄樹)
となりふり構わずの補強を続けた反面、生え抜きの選手の育成を怠った。
普通、Jクラブは、トップチームに昇格した下部組織出身の選手や、
高卒&大卒のルーキーを主力選手として戦えるよう育て上げるのが常識だが、
今の浦和レッドダイヤモンズは、
サポーターからの心無い誹謗・中傷のせいで、モチベーション低下を招き、
他のクラブへの移籍を志願する選手が多く出たんだよね。
応援しているチームの選手に心無い誹謗・中傷を浴びせるなんて、
あんたそれでも浦和レッドダイヤモンズのサポーターか?!と勘ぐっちゃうよな。
フロントのビジョンもないのも、
浦和レッドダイヤモンズがJリーグに無理してしがみついているという証拠。
タイトル獲得と、方向性無視の戦力補強だけに囚われ、
「Jリーグ百年構想なんてなんぼのもんじゃい!」
「地域密着?何それ」
「生え抜きの育成?それおいしいの?」
と、フリーエージェント選手を大量補強した90年代の読売ジャイアンツか!とツッコみたくなるわ。
これじゃここ近年、タイトルを取っても、毎年監督がコロコロ変わるのは当然でしょうね。
無理してJリーグにしがみついている感モロ出しだから、
チームとしてのビジョンがないから、夢がない。
夢がないチームに応援する価値がないから、スタジアムに足を運ぶサポーターが減少、
DAZN、スカパー!とかのペイメディアを解約したり、
テレビ埼玉での不定期での試合中継や、地元コミュニティFMの試合実況中継に、
目を向かない、耳を傾けないのは当然だ。
それどころか、浦和レッドダイヤモンズのサポーターって、
ネット上で他のJクラブと、そのホームタウン及びサポーターをよく罵っているよな。
エゴサーチかけてみたら、それが顕著に醸し出され、
障害者差別解消法&部落差別解消法に違反する発言が多い多い(怒)
これは、2014年の「JAPANESE ONLY」横断幕騒動なんてなかったことにしたも同然。
これじゃサポーターじゃなく、イキがりたいフーリガンやわ。
「浦和レッドダイヤモンズのサポーター」を「浦和フーリガン」と罵るのは当然。
結局のところ、浦和レッドダイヤモンズは、
Jリーグ事務局のトイレの便器にへばりついている黄ばみの如く、
Jリーグに無理してしがみついている、ビッククラブもどきの三下であることは間違いない。
もう、日本全土、世界に視野を広げるのはやめて、
浦和地区だけに的を絞った活動をした方がいい。
浦和地区は「サッカーのまち」だろ?
浦和地区を中心に展開している「ハートフルサッカー」活動や、
サッカーを中心とした総合的な野外スポーツ施設「レッズランド」も立派な地域密着の試み。
ここからサッカーに触れやすい環境を作り、
将来、”生涯浦和レッズ”を心に誓う生え抜き選手が出てきてほしいもんだ。
指揮官は大槻組長を続投させるべき。
昨年、オリヴェイラが来るまでの暫定監督を務めた後、閑職に追いやられ、
今年オリヴェイラが更迭となり、後任の指揮官候補に次々とオファーが断られた後、
再度大槻組長に白羽の矢が立ち、火中の栗を素手で拾う覚悟で快諾したもんな。
AFCアジアチャンピオンズリーグを準優勝に導き大健闘した事は評価できるが、
組長自身、分析部門出身ゆえ、戦術云々は未熟。
そのため、武田信玄にとっての山本勘助みたく、
軍師的役割を果たしてくれる戦術のスペシャリストをヘッドコーチに置くことを勧める。
これで浦和レッドダイヤモンズらしいサッカーを作り上げてほしい。
J2アルビレックス新潟のFWレオナルドの獲得を進めているという情報が上がっているが、
(同じ新潟から浦和に来た)マルシオ・リシャルデスの二の舞になるのは目に見えている。
もう、なりふり構わずの補強はやめにして、
オナイウ阿道や伊藤涼太郎といった、今季レンタル移籍した選手と、
浦和レッドダイヤモンズのユース育ちの選手で布陣を編成すべきだと思う。
フロント全員が人間不信だから、なりふり構わずの補強を進め、
本来チームを支える選手を次々と放出した。
そのツケが今シーズンに出たのは当然だ。
新規3人以上or既存クラブ入会というハードルが高い上、
チケットに関する特典がないサポーターズクラブと、
クラブ公式チケットサイトのIDから発展したREX CLUBはね、もう統合して、
一般的なファンクラブ組織に変えていただき、
サポーターズクラブはクラブが一元管理のもと、自主的な組織に改めるべきだと思う。
トップパートナーも、サポーターからの批判の対象に上がっていた、
三菱重工、三菱自動車、キリンビールなどの三菱系企業には全部出ていってもらい、
来年、埼玉県所沢市に本社機能の一部を移転するKADOKAWAや、
ポラス、エネクル、島忠、アライヘルメット、セレモニーと、
埼玉県に営業拠点を置く会社中心に切り替えるべきやし、
ユニフォームも、ナイキからGRANDE FOOTBALL PRODUCTSに変えるべき。
GRANDE FOOTBALL PRODUCTSって、
デザイナーも兼務する角田修一代表が、浦和レッドダイヤモンズの元サポーターで、
いずれ浦和レッドダイヤモンズに何らかの形で恩返ししたい気持ちがあるから、
GRANDE FOOTBALL PRODUCTSに変えるのは必然だと思う。
1年のJ2暮らしの後、J1復帰以降、ナイキにいろいろ甘えていたことを考えたら。
Jリーグは日本中に、地域に根付いた、
サッカーを核とした総合的なスポーツクラブをという使命を持って存在している。
サッカーの興行だけしか見ていないクラブは、夢とロマンがなく、
Jリーグで戦うにはふさわしくないので、最底辺の市町村リーグに行けば?
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