「一人だからこそ強い」vs「仲間がいるから強い」
ワタクシの盆休みも後半戦突入。
13日は私用をすませた後、「劇場版ONE PIECE STAMPEDE」を鑑賞。
もはや説明不要、日本が世界に誇るキラーコンテンツである「ONE PIECE」の、
TVアニメ放送開始20周年記念映画。
長年「プリキュア」シリーズを手掛けてきた大塚隆史が監督を務めたこの映画。
一言いうなら・・・
海賊大渋滞
ですな~
祭り屋のブエナ・フェスタ(CV:ユースケ・サンタマリア)が仕掛人となり、
海賊の海賊による海賊のための祭り「海賊万博」が開催された。
招待された海賊団は、濃いキャラが大渋滞。
無論、モンキー・D・ルフィ(CV:田中真弓)率いる”麦わらの海賊団”も「海賊万博」に招待され、
面々が思い思いで「海賊万博」を堪能している中、
この祭りのメインイベント「海賊王ロジャーの遺した宝探し」で、世界から集まった海賊と争奪戦に。
その裏で、海軍が「海賊万博」に潜入し、海賊を一網打尽にしようと目論んだり、
ブエナと結託したロジャー海賊団の”鬼の跡目”、ダグラス・バレット(CV:磯部勉)が海賊たちの前に立ちはばかったり、
物語は「強さ」を問うクライマックスへ。
本作は次々と濃すぎるキャラが続々出てきているが、
もうアレがアレなんてことは止めて、頭を空っぽにして見るべきだと。
後半のハイライトがルフィとバレット、互いの「強さ」を問う戦いが圧巻。
悪魔の実の1種である「ガチャガチャの実」の能力者で、巨大なバケモノに変貌したバレット
長い旅で出会った海賊仲間と奇跡の共闘を実現させたルフィ
この2人の戦いを見て、「ONE PIECE」は奥深いなと感じさせてくれたわ。
エンドロールのCVキャスト一覧を見て、
よ~こんな豪華なキャストをこれでもかといわんばかりに入れてくれたよなと、
20年の重みを実感した。
作中のキャラをより引き立ててくれたのが、鉛筆書き風のデジタル作画。
7月より「ワノ国」篇が放送中のTVアニメ版では、明らかにデジタル作画ですが、
この劇場版「STAMPEDE」では、デジタル作画に、セルアニメ独特の鉛筆書き風を加えたことで、
原作漫画の持つ濃いキャラの持ち味を十分に引き出している。
デジタルでも出せない味があることを、この映画は訴えている。
個人的に「劇場版ONE PIECE STANPIED」は、
TVアニメ放送20年目の節目に相応しい、過激な作品をぶち込んでくれたなと、
集英社、東映アニメーション、フジテレビ、バンダイに言いたいわ。
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