日本政府は邦画配給会社1社につき最低1本、時代劇映画を作る条例を作れ。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

日本政府は邦画配給会社1社につき最低1本、時代劇映画を作る条例を作れ。

2日、ミナミの某シネコンにて「居眠り磐音」を鑑賞。

NHK総合で「陽炎の辻」のタイトルでTVドラマ化された、

平成時代を代表する時代小説作家、佐伯泰英の代表作を、松坂桃李主演で映画化。

松竹の底力を見せてくれた快作やったな。

 

  徳川家治が第10代将軍として江戸幕府を統治していた頃、

豊後関前藩(架空)の中老である坂崎正睦の嫡男である坂崎磐音は、

藩政改革のため、河出慎之輔、小林琴平とともに江戸に3年間赴任し、

直心影流佐々木玲圓の道場で汗を流してきたが、

赴任を終え、豊後関前藩に戻ってきた3人を悲劇が襲う。

 

悲劇から半年後、豊後関前藩を脱藩し、江戸に戻った磐音は、

昼はうなぎ料理店でうなぎをさばき、夜は両替商の用心棒として働き始めることになるが、

老中・田沼意次の目論見で通貨暴落工作が起こり始め、

磐音はその渦に飲み込まれてしまう。

 

この映画を観てね、やっぱ時代劇は日本映画の真骨頂だと。

今の日本映画界って、

漫画の実写映画化と現代劇を武器に、東宝の一人勝ちのイメージが強く、

他の映画会社も頑張れよとついついツッコんじゃうんだよね。

松坂桃李をはじめ、男性キャスト陣の殺陣に緊張感を感じとりました。

その緊張感のある殺陣にはバックボーンがあり、

数々のインシデントや、登場人物のドラマあって、殺陣が活きるとね。

 

時代劇映画は松竹の映画部門の十八番。

手の込んだセットの美術、一切手抜きなしの小道具、

当時の色合いを考慮した衣装、精巧な鬘(かつら)を作りだしている床山。

これらの要素がかみ合ってこそ、松竹が手掛ける時代劇映画は一番優れていると。

 

日本政府は、日本が生んだ映画文化の1つである時代劇映画を守るために、

配給会社1社につき時代劇映画を最低1本作ることを義務付ける条例を作るべきだと。

 

 


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