あ、賭博行為は刑法(賭博罪)で禁止されています。
4日の土曜日、万博記念公園に行く前に、TOHOシネマズ梅田にて「映画 賭ケグルイ」を鑑賞。
ガンガンJOKER(スクウェア・エニックス)で連載中の河本ほむら&尚村透の人気漫画が原作で、
MBS発・TBS系”ドラマイズム”枠で放送されたTVドラマ版の劇場版。
(TVドラマ版が見たい人はNETFLIXで配信されているから自腹で見ろ。)
「デスノート」+池井戸潤の小説を足して割ったエンターテインメントに仕上がって納得やし、
主演の浜辺美波をはじめ、イキのいい若手俳優総動員による、
人間の欲とエゴを醸し出したキャラクターと、強烈な顔芸もなかなか興味深い。
正財界有力者の子女が通っている私立百花王学園(高等部)では、
勉学やスポーツより、ギャンブルによる弱肉強食。
生徒会が運営するギャンブルの勝敗によってカースト制度が形成されていた。
そのキチガイじみたシステムを考えた生徒会に喧嘩を売った少女が編入する。
蛇喰夢子(浜辺美波)。
彼女は、リスクを負うことで市場の悦びを得る、ある種の変態ギャンブル狂で、
鈴井涼太(高杉真宙)や早乙女芽亜里(森川葵)をはじめとする仲間の協力もあり、
生徒会長の桃喰綺羅莉(池田エライザ)が送り込んだ刺客を次々となぎ倒してきた。
今回の劇場版はストーリー担当の河村ほむら監修によるオリジナル脚本で展開され、
全生徒強制参加の生徒代表指名選挙を舞台に、
活動資金3億円と自分の人生を望み通りに決められる白紙の人生計画書を巡り、
人間の欲とエゴが醸し出される、異常すぎるギャンブルトーナメントが展開されますが、
生徒会、夢子とその仲間に加え、
村雨天音(宮沢氷魚)率いる反生徒会組織・ヴィレッジも加わり、
三つ巴の心理戦が展開されます。
予選の票争奪ジャンケンに、決勝トーナメントの支持率争奪デュアルクラッシュポーカーと、
ゲームメーカー発の漫画誌らしい発想が斬新でしたし、
そのギャンブルゲームに翻弄される若手俳優のリアクション&顔芸が強烈やったし、
矢本悠馬が作品のガス抜き役を担っていたことも、作品に面白みを与えてくれた。
このギャンブルによる弱肉強食が展開される高校の映画って、
R-15+指定(中学生相当の15歳以下は鑑賞禁止)になるとお思いでしょうが、
この映画、全年齢対応のG指定。
映倫仕事しろよとツッコんじゃったわ。
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