カンテレは1週間遅れ・・・NETFLIXに入るべき? | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

カンテレは1週間遅れ・・・NETFLIXに入るべき?

サンライズのプロデューサー時代、

「天空のエスカフローネ」「機動武闘伝Gガンダム」「カウボーイビバップ」をヒットに導いた南雅彦が、

1998年にサンライズ退社後、アニメーション制作スタジオを立ち上げた。

「骨(BONE)のあるアニメ作品を送り続ける」意を込めてつけられたのが、「ボンズ(BONES)」。

「鋼の錬金術師」「交響詩篇エウレカセブン」「UN-GO」「僕のヒーローアカデミア」・・・

この20年で放たれた作品は数知れずで、いずれもアニメファンの脳裏に刻まれている。

そのボンズが設立20周年を記念して、

新生10周年を迎えたJVCケンウッドビクターエンタテインメントのアニメ部門レーベル、flyingDOGとタッグを組み、

(flyingDOGは邦楽ロックレーベルとして立ちあげられたが、80年代初頭、事実上の活動停止に。)

フジテレビとNETFLIXが共業で展開する深夜アニメレーベル「+Ultra」で放たれたのが、

オリジナルアニメーション「キャロル&チューズデイ」。

 

総監督が「カウボーイビバップ」の渡辺信一郎。

キャラクター原案が窪ノ内英策。

チーフライターが「三重野瞳」名義で音楽活動もやっている赤尾でこ。

OP曲はNulbarich、ED曲はペニー・シングス。

楽曲提供が超豪華で、キングス・オブ・コンビニエンスのアイリック・ボー、

Keaneのティム・ライス・オクスリー、ジェン・ウッド、G.RINAなど、

全編英語歌詞のナンバー満載。

 

地球人が火星をテラフォーミングし、住めるような環境になって50年になろうという時代。

音楽など、多くのカルチャーがAI(人工知能)で生みだされていた。

そんな状況に逆行しようとした2人の17歳の少女の物語。

 

火星の首都、アルバシティで働きながらミュージシャンを目指す、

施設育ちのキャロル(CV:島袋美由利)。

ミュージシャンへの憧れを親に反対され、アルバシティに家出した、

地方都市、ハーシェルの裕福な家庭に育てられた御嬢様のチューズデイ(CV:市ノ瀬加那)。

 

荷物を盗まれ、ギター一本で途方に暮れるチューズデイは、

ファーストフードのバイトをクビになった日に路上でライブをするキャロルに遭遇し、

2人のセッションで意気投合することに。

 

世間知らずの御嬢様と、施設育ちのタフなフリーターのバランス感がキャラ的に良くて、

歌唱担当のナイ・ブリックス(キャロル担当)と、セレイナ・アン(チューズデイ担当)もGood。

小道具で使われているキャロルのキーボードと、チューズデイのギターは、

何と実際の楽器メーカーである「Nord」と「Gibson」がデザイン提供。

 

これまでの「+Ultra」ブランド、「イングレス」「revisions」が3DCGで作られたのに対し、

「キャロチュー」は本来のアニメのつくり方に戻したことで、

これぞ日本の得意産業だとNETFLIXを見ている海外のユーザーにアピールできるもんな。

 

けどな、カンテレは約1週間遅れの放送だもんなぁ。

リアルタイム派はNETFLIXに加入したほうがいいのか?

映画界で物議を呼んでいる「ROMA」もNETFLIX独占配信やし。

 


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