「科捜研の女」より説得力がある「科捜研の男」
社会派が続いているフジテレビ系”月9”。
1月期の「トレース 科捜研の男」、またしても社会派です。
関ジャニ∞の錦戸亮が同時間帯初主演を務め、
前クールの「スーツ」に続いて”月9”登板の新木優子と、
意外にも”月9”初参戦の船越英一郎が脇を固めてます。
え?「科捜研の男」と聞いて、「科捜研の女」のパクりかと思った方は、
昔、平日午後2時3時代のフジテレビで韓流ドラマを放送したことを未だにネチネチ根に持っている、
裏の「はじめてのおつかい」&「しゃべくり007」を視聴していた、渡邉恒雄崇拝の読売日テレ信者認定。
よっぽど誰かにかまってほしかったんでしょうね(嘲笑)
何て女々しいヤツなんだ(嘲笑)
馬鹿丸出しも大概にしろ。
閑話休題。
今回のドラマは、月刊コミックゼノン(ノーススター・ピクチャーズ発・徳間書店刊)で連載中の、
古賀慶の「トレース 科捜研法医研究員の追想」が原作。
作者の古賀慶は、科学捜査研究所の研究員から漫画家に転身した異色の経歴を持ち、
自身の科捜研時代の経験を多いに盛り込んだ、説得力のある作品で、
第1話を見て、科捜研の仕事って、沢口靖子より至って地味だってことがわかったし、
主人公が幼少期のトラウマを引きずっていることも、「科捜研の女」との差別化がくっきり。
ドラマは3人のメインキャラクターを軸に進め、毎回、解明が困難な事件に立ち向かいます。
真野礼二(錦戸亮)
警視庁科捜研法医研究員。
小学生の頃、帰宅後に家族全員が何者かに皆殺しにされ、自分の手で事件を解決してやると法医研究員になり、
ストイックなまでに仕事に徹する半面、協調性皆無で科捜研から浮いている。
沢口ノンナ(新木優子)
新米の警視庁科捜研法医研究員。
スランプ気味から大学院を辞め、科捜研入りした新米研究員。
躓きながらも真野の叱咤を受けることに。
鬼丸良平(船越英一郎)
警視庁捜査一課勤務のベテラン刑事。
長年の刑事の勘を頼りにしているが故、科捜研とは度々衝突している。
第1話は東京ドームシティでのSUPER☆GIRLSの握手会で、切断された人間の左手を咥えた野良犬が現れ、会場大パニック。
虎丸刑事は、科捜研に押しかけ、鑑定を担当した礼二に、切断された左手の鑑定結果を聞き、
多摩川の河川敷に向かおうとしたんですが、礼二が「多摩川を探しても意味がない」と意見を言い、衝突してしまう。
ここで、虎丸は赴任してきたばかりのノンナを連れて、域内にマンガン鉱山の跡地がある日原川に向かうことになり、
そこで女性のバラバラ死体を発見してしまう。
死体は以下の通り。
死因は心臓を刃物で刺されたことによる失血死。
死亡推定時刻は4日前の深夜。
生前、恒常的に暴力を受けていたことを示す痕跡が。
本編全体を通して、リアリティが半端なく、
初回からパワハラとドメスティックバイオレンスぶち込むなんて、ゲスいな~と思ったわ。
冒頭の切断された人間の左手を咥えた野良犬で、もうトラウマ。
まさか全話、後味の悪いゲスい展開と、救いの無い結末のオンパレードでしょうね。
Ken Araiの打ち込み劇伴が、フェイクに感じたわ。
冷静に仕事する錦戸亮は、三十路を過ぎたあたりから自らの仕事に邁進している感があるからか、
演技に幅が出てきたと思うし、
船越英一郎は、相変わらず暑苦しいもんなぁ(笑)
で、今後の展開は、最年少で刑事部長に就任した壇博輝の存在。
演じる千原ジュニアのキャラも強烈で、メインキャストの3人とどんな化学反応を起こしてくれるんでしょうかね?
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