「こんな夜更けにボッキかよ」ではありません。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

「こんな夜更けにボッキかよ」ではありません。

いきなり下ネタやってすいません。

1月2日は、阪急阪神NEW YEAR TICKET(1000円)を使って、

西宮・神戸12時間一本勝負やってきました。

この話についてはまた後日っつーことで。

 

ま~西宮って書いたけど、TOHOシネマズ西宮OSまで、

大泉洋主演の「こんな夜更けにバナナかよ」見てきました。

↑見てきたTOHOシネマズ西宮OSの3番スクリーン館内。手ブレがひどくてスマン。

 

筋ジストロフィー患者の鹿野靖明(1959-2002)と、彼に振り回されるボランティアたちを追った、

渡辺一史の大宅壮一ノンフィクション賞&講談社ノンフィクション賞を受賞した著書(文春文庫)が原作で、

大泉洋が役作りのため激ヤセして挑んだ姿に、一生懸命さを感じ、その中から来る笑いが痛快でしたね。

そんな大泉洋に振り回される高畑充希&三浦春馬のテンパりぶりもウケるし、

「パコダテ人」(’02)以来にタッグを組む前田哲監督の表現力との化学反応がスパークしたね。

 

北海道札幌市の公営住宅に住んでいる鹿野靖明(大泉洋)は、

幼少の頃から難病の筋ジストロフィーを患い、自由に動かせるのは首と手だけで、

介護ベッドと電動車椅子が頼り。

大の病院嫌いで、医大生の田中(三浦春馬)をはじめ大勢のボランティアを自ら集めて、

わがまま言いたい放題の風変わりな自立生活を送っていた。

ある日の夜、田中の恋人の美咲(高畑充希)が新人ボランティアで来ることになったが、

靖明はいきなり「バナナ食いたい」と美咲に無茶なことを。

このバナナの件から、靖明は美咲に恋い焦がれることになることになる。

 

これが実話だというのだから、何もかもぶっ飛んでいる。

「体は不自由でも、心は自由」に集約されていてて、

こんだけ心が自由で饒舌だから、

ボランティアとのコミュニケーション力が強固なものだってことがわかるわ。

病院を飛び出し、公営住宅暮らしを選んだのも、

生きることに必死だってことを表現したかったんでしょうね。

 スチールドラムをつかった 富貴晴美の劇伴も秀逸。

 

この映画は松竹が配給していますが、

松竹が手掛けると、こういった実話も喜劇映画に見えてくる。

お涙頂戴より、お笑い頂戴。

 

 

 


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