万国博覧会は日本の「現在進行形」発表会。
【パリ=杉侑里香】2025年国際博覧会(万博)の開催地を決める博覧会国際事務局(BIE)の総会が23日、パリで開かれ、加盟国による投票の結果、大阪誘致を掲げた日本がロシア(エカテリンブルク)、アゼルバイジャン(バクー)を破り、開催地に選ばれた。日本での大規模万博は1970年の大阪、2005年の愛知以来、3度目となる。
投票は加盟170カ国のうち、資格を有する156カ国の無記名方式で同日午後から実施された。1回目で日本は85票を獲得。いずれの国も投票総数の3分の2以上に満たなかったため、最少得票だったアゼルバイジャンをのぞいて決選投票が行われ、日本は92票を得て、61票のロシアに競り勝った。
投票に先立つ最終プレゼンテーションには、日本から世耕弘成経済産業相らが登壇。世耕氏は「大阪の万博は世界中の人がつながり合うための実験場になる」とスピーチした。映像では人気ゲーム「ポケットモンスター」のキャラクター、ピカチュウが会場予定地を紹介。安倍晋三首相が「大阪、関西はみなさんをもてなす準備ができている」と呼びかけるメッセージも流された。
投票の行方を現地で見守った大阪府の松井一郎知事や経団連の榊原定征(さだゆき)名誉会長ら誘致委員会のメンバーは、モニターに得票数が表示されると一斉に立ち上がり、歓声やガッツポーズで喜びを爆発させた。
日本の開催テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。再生医療や再生可能エネルギーなどの最新技術を持ち寄り、健康で豊かな生き方とは何かを探る実験場とする構想だ。仮想現実(VR)や拡張現実(AR)といったテクノロジーを駆使し、空間や言語の壁を越えたイベントも検討。大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)を会場として、25年5~11月の会期中に2800万人の来場、1・9兆円の経済効果を見込む。
万博誘致は14年に大阪府市が名乗りを上げ、17年4月に閣議了解を得てBIEに立候補を届け出た。当初はフランス(パリ郊外)を含めた4カ国の争いだったが、今年2月にフランスが撤退。三つどもえの激しい誘致レースが繰り広げられていた。
※サンスポ・ドットコム11月24日01:02配信分より引用。
日本では3度目のBIE主催による「万国」博覧会が大阪で行われるとは!
(それ以外に、3度のBIE主催の「企画」博覧会も開催されている。)
初開催を狙うロシアやアゼルバイジャンを押しのけて開催に、金曜深夜の道頓堀は大賑わいやったようやね。
1970年に吹田氏の千里丘で開催された最初の万博は、現在に通じる未来都市。
地元の開催反対運動を押しのけて開催された2005年の愛知県は、自然との共生。
そして、招致活動に地元住民が「は?」だった大阪で3度目の万博開催と。
2005年の時はね、インターネットが普及していて、知りたければググれの時代で万博なんてって意味あんのと。
フタを開けてみたら、2200万人も動員したもんなぁ。
今回、日本では3度目の開催となる「万国」博覧会。
(3度の「企画」博覧会も加えると)開催の度に驚愕レベルのアトラクションが披露されたが、
熱中症対策、インバウンド施策、インフラ整備、そして、大型博覧会でしか見られない”ネタ”。
そして、閉会後の大阪ベイエイア会場の活用。
課題は結構多いけど、日本の「現在進行形」を世界に披露するため、”ネタ”こしらえてほしいわ。
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