大スクリーンで追体験するフレディ・マーキュリーの生き急いだ人生。
日曜日、行きつけのシネコンまで「ボヘミアン・ラプソディ」を鑑賞。
「We Are The Champion」「Wi Will Rock You」「Flash」「Radio Ga Ga」など、
抜群の音楽センス、絶妙のハーモニー、そして圧巻のライブパフォーマンスで、大衆を魅了した、
伝説のロックバンド、QUEEN。
そのフロントマン、フレディ・マーキュリーの、生き急いだ激動の45年間を映画化。
青年期から伝説の「LIVE AID 1985」でのパフォーマンスまで、
フレディ・マーキュリーを完コピしたラミ・マレックの演技が素晴らしいし、
ライブパートも圧巻やったわ。
映画はブライアン・メイのギターによる20世紀FOXファンファーレから始まる。
ペルシャ系インド人の家庭に産まれ育った青年、ファルーク・バルサラは、
複雑な生い立ちや顔にコンプレックスをもってて孤独だった。
そんなファルークには、音楽だけが拠り所で、地元のライブハウスにも通っていた。
そんなある日、スマイルというバンドが地元のライブハウスでライブをやっていたんですが、
ライブ後、ボーカル&ベースのティム・スタッフェルがスマイルを脱退したいと申し出て、
ギターのブライアン・メイと、ドラムのロジャー・テイラーが困り果てたところに、
スマイルのライブに興味を持ったファルークがバンドに加入したいと申し出て、
ファルークの歌唱センスに魅了され、ブライアンとロジャーが加入を快諾。
ファルーク・バルサラはフレディ・マーキュリーと改名、
後にオーディションで合格したベースのジョン・ディーコンも加入し、QUEENの華麗な伝説が動き出した。
メンバーの議論から生まれた奇抜なアイデアを取り入れ、QUEENは一躍トップスターに躍り出たが、
その一方で、孤独だったフレディはゲイの恋人を持つようになる。
これがメンバー間の不協和音を生みだす原因になろうとは。
バンド解散説が流れていた中、フレディはHIVに感染していたことを医師から告知されてしまい、
距離を置いていたブライアン、ロジャー、ジョンと仲直りし、
ウェンブリー・スタジアムで開催された「LIVE AID 1985」で伝説のパフォーマンスを展開することに。
フレディ・マーキュリーは、音楽でも抜群のセンスを発揮しただけでなく、
ライブパフォーマンスでも一切手を抜かず真摯に取り組むところが、まさにプロ根性の塊。
映画でもその面が遜色なく描かれていて、
今の音楽業界に携わる人間全員が、この映画を観て見習うべきやわ。
ラスト21分の「LIVE AID 1985」でのライブパフォーマンスは魂が振るえたわ。
CGで作られた旧ウェンブリー・スタジアムにAIを持ったデジタルエキストラをたくさん配置し、
当時の空気を再現したことには、頭が下がるわ。
この「ボヘミアン・ラプソディ」は、音響設備がしっかりしている映画館で見た方がいい!
最近ではライブで使われるPAをつかった爆音上映が盛り上がっているから、
爆音上映推奨作品当確。
余談。
フレディ死後のQUEENは、
ブライアン・メイとロジャー・テイラーを中心にゲストボーカリストを迎えて活動を継続していますが、
ジョン・ディーコンだけは「フレディのいないQUEENなんて考えられない」という理由で、不参加となり、
2004年に音楽業界から事実上引退し、
荒波続きの音楽業界から離れ、家族と共に穏やかに暮らしているとのこと。
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