「GANTZ」2部作が好きな人はハマるはず!
21日、夜の”大阪ダービー”に行く前に、
パナソニックスタジアム吹田近くのシネコンまで、「いぬやしき」を鑑賞。
2部作での実写映画化や3DCGアニメ映画化もされた「GANTZ」の奥浩哉が、
「GANTZ」完結後、イブニング(講談社)で連載されていた同名漫画を、
実写映画版「GANTZ」2部作を手掛けた佐藤信介監督が、再び奥浩哉作品の実写映画化に挑む。
とんねるずの木梨憲武が単独では16年ぶりに映画の主演を務めることや、
佐藤健が役者キャリア初のワルを演じることも鑑賞の決め手になり見たんですが、
ラストの新宿決戦まで、よ~できてんな~と思ったわ。
ベルギーのファンタスティック映画祭でグランプリを受賞したのも頷くわ。
初老のサラリーマン、犬屋敷壱郎は、職場でも家庭でも孤立気味。
おまけに健康診断で末期の胃がん、余命3カ月を宣告されてしまい、
自分、たった一人で逝っちゃうのかと、拾って育てている犬のはなこに泣きつくくらい虚無感に襲われてしまう。
そんなある日、はなこと夜の散歩に赴いた壱郎が来た公園で、突然爆発事故に巻き込まれてしまう。
だが、その翌日の朝の壱郎、体がピンピン。
老眼なのに視界くっきり。
食事(っていうか、○○が入っているもの)を受け付けないのに、やたらと水をガバガバ飲む。
広範囲内にいる人の話し声が聞こえる。
なんか体に異変がかとおもったら、全身パカっと・・・
そう、犬屋敷壱郎は、爆発事故を起こした異星人の手によりサイボーグ体になっていたのだ!
壱郎はサイボーグ体になったことで、病院で脳死状態になっていた少年を治癒したことを手始めに、
徐々に人助けをするようになり、生きているってことを実感するようになる。
だが、あの夜の爆発事故に巻き込まれていたのは、壱郎、だけじゃなかった。
偶然公園に来ていた、高校生の獅子神皓も爆発に巻き込まれ、サイボーグ体に。
母親や友達思いで、他人には無関心の皓は、サイボーグ体になったことで、
いじめで引きこもっていた幼馴染の安藤直行を救うために、いじめっ子を懲らしめたりしたんですが、
サイボーグ体になったことが足かせになり、凶悪犯罪に手を染めてしまい、警察にマークされてしまう。
そして、白昼の新宿で壱郎と皓が対峙し、想像を絶する潰し合いが。
恐らく、原作漫画のおいしい所だけを2時間強にぶち込んだとはいえど、
時間的制約上、仕方がないということで。
ですが、映像も内容もインパクト大で、ラストの新宿決戦はね、
IMAXで見たかったくらいやわ!
初老の冴えないサラリーマンを演じた木梨憲武も及第点で、
とんねるずでのコント経験が演技でも活かされているんだなと。
「GANTZ」では、死の間際に謎のマンションの1室に集められた人たちが、
再び愛する人のもとに帰ってくるためにサバイバルゲームに挑むんですが、
「いぬやしき」では、得られた悦びと、背負ってしまった悲しみ。
力を与えられてしまった両者を通して「正義」とは何かを問う。
テーマは違えど、実写映画版「GANTZ」2部作を観た方なら、絶対にハマると思うわ。
ただ残念だったのは、伊勢谷友介がヤクザ役じゃなかったことかな。
原作を読んだ方ならわかるが、メンチ切ってきた他のヤクザを・・・
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