日比谷に関心が行っているようだが、シネクイント復活だってばよ。
パルコ(エンタテイメント事業部)が運営していた渋谷の単館ロードショー館「シネクイント」が、
(5月27日に閉館が決まった)渋谷シネパレスを居抜きする形で2年ぶりに復活することになった。
元は渋谷パルコ・PART3にあった多目的スペースの「SPACE PART3」で、
演劇公演の合間に映画を公開していたことから発展し、
同所を常設のロードショー館「シネクイント」としてリニューアル。
ヴィンセント・ギャロ監督&主演の「バッファロー’66」を皮切りに、様々なタイプの作品を上映し、
隣接するシネマライズ渋谷とのタイアップ企画も行われたこともあって、
スペイン坂のてっぺんで映画をファッションとして楽しむ感覚が構築されましたが、
2016年、シネマライズ渋谷が閉館し、スペースシャワーTVが運営するライブハウスに衣替えしたと同時に、
渋谷パルコ全館の建物の老朽化による建て替えに伴い閉館。
個人的には、シネクイントでは、洋画作品もバラエティに富んでいたが、
日本映画だって、先鋭的な作品も多かった。
「スウィングガールズ」「笑の大学」「立喰師列伝」「さくらん」「自虐の詩」「鈍獣」・・・
センス抜群!
あれから2年の時を経て、渋谷シネパレスを居抜きする形でシネクイント復活。
渋谷パルコは現在建て替え工事中で、新装開店プランに映画館がないことを考えたら仕方がない。
でも、ミニシアターバブルがはじけ、相次いで単館ロードショー館が閉館し、
多くの単館ロードショー館が贔屓にしていた中小の配給会社も相次いで倒産。
(BOWシリーズで知られるフランス映画社も、ミニシアターバブルの煽りを受けて倒産した!)
こんな暗い状況でも、TOHOシネマズシャンテの営業継続決定に続く明るいニュースであることは間違いない。
パルコ(エンタテイメント事業部)さん、洋画を取り上げるのもいいけど、
新生「シネクイント」でも、先鋭的な日本映画も積極的に取り上げてください!
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