七転八倒してできたDCコミックスの意地。
11月26日(日)
ガンバ大阪の今期ホーム最終戦を前に、朝早くから109シネマズ大阪エキスポシティで、
「ジャスティス・リーグ」(2D・字幕版)を鑑賞。
アメコミの老舗・DCコミックスのヒーローが集結した、いわばお祭り映画で、
2時間にシンプルかつコンパクトにまとめあげたことが秀逸やったわ。
だが、この映画ができるまで紆余曲折があったのよ・・・
それは後程。
この映画は「マン・オブ・スティール」→「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの野望」から続いていて、
黒幕レックス・ルーサー・Jr.を捨て身で成敗したスーパーマンを賞賛する一方、
バットマンことブルース・ウェインは、スーパーマンの死で世界が脅威に対し脆弱になったと人類から嘲弄された。
その傷が癒えぬまま、
ニューゴッズ族の刺客、ステッペンウルフが、地球に隠された3つの”箱”を奪おうと侵略を開始。
ニューゴッズ族の侵略に脅威を感じたブルース・ウェインは、志を共にする超人をスカウティング。
アマゾン族の女戦士・ワンダーウーマン。
アトランティス族の水陸両用超人・アクアマン。
雷に打たれた影響で、兆速の能力を得て自警活動をしていたフラッシュ。
事故で致命傷を負い、体の大部分を機械化されたサイボーグ。
いかにもひとクセふたクセありそうな超人だけじゃ手に負えないので、
ブルース・ウェインは、禁断の禁じ手を実行することに!
この映画は、新訳「バットマン」こと「ダークナイト」3部作のクリストファー・ノーランの製作総指揮の下、
「300」「ウォッチメン」のザック・スナイダーが手掛けていますが、
完成を目前にザック・スナイダーが家庭の事情を理由に降板。
残りのポスト・プロダクションを、共同脚本を手掛けた「アベンジャーズ」のジョス・ウェドンが引き継ぎ、
(監督としては)ノークレジットながら、2時間とコンパクトにまとめ挙げた。
また、DCコミックスの映画部門も不振続きで、切羽詰まっていたから、
満を持してのお祭り映画に舵を切ることにしたんだよね。
しかもマーベルの「アベンジャーズ」みたいな複雑な構造にするより、
団結して脅威に立ち向かうヒーローたちの戦いをシンプルかつコンパクトにした選択は正解やった。
マーベルのヒーローは、心に何かのトラウマを抱えて活躍し、
立ちはだかるヴィラン(敵)も、心に何かのトラウマを抱えており、ファンに訴えかけている。
DCコミックスのヒーローは、
常に「正義とは何か?」「自分は何のために戦っているのか?」を自問自答し、答えを探し続けている。
この答えに完成形はなく、完成形はヒーロー自身が死の直前に見つけられると思うんだけどな。
この対比こそが、アメコミが長く愛されるコンテンツになっていると思うんだよね。
ちなみにエンドロール後は、バットマンに懲らしめられたレックス・ルーサー・Jr.が再び動き出すで。
◆映画DVDもハッスル価格で提供!全品送料無料!→楽天ブックスは品揃え200万点以上!◆