コロンビア映画の女神、楠雄の補完設定、アウトな2ショット。
Wヘッダー映画鑑賞2本目は、「斉木楠雄のΨ難」。
無謀な挑戦といわれた「銀魂」の実写映画化の成功が記憶に新しい福田雄一監督が、
山崎賢人を主演に迎え、同じ週刊少年ジャンプ(集英社)発の人気漫画を実写映画化。
97分間があっという間に過ぎ、「あれ?これで終わり?」な感じが否めず、
「銀魂」や、同じ福田監督の作品である「HK/変態仮面」ほどのインパクトは得られなかったな。
幼少期から強くてニューゲームのチートキャラみたいな超能力を持っているがゆえに、
自分を「生まれつき全てを奪われた人間」と見下げている高校生の斉木楠雄。
普段は無口で喜怒哀楽を出さない彼だが、彼のクラスメイトは変人が多い。
それ故、彼らが起こした騒動の尻拭いを誰知れず拭ったり、彼らの困りごとに誰知れずサポートする。
今回のメインは、楠雄が通うPK学園高校の文化祭。
毎年トラブルを起こしており、校長から今年トラブルを起こしたら来年以降の開催を見送ると大厳命が下った
・・・が、クラスメイトは変人だらけ。
穏便に済むはずがなく、またも楠雄が超能力で解決することに。
果たしてPK学園高校文化祭は無事開催できるのか?
「銀魂」以上の笑いを期待していたはずでしたが、「銀魂」ほどのインパクトは得られず、
むしろ、「銀魂」で全てをつぎ込み過ぎて、使い果たした?と心配するほどやったわ。
で、ワタクシは気になったポイントを3つ。
①コロンビア映画の女神
この映画はソニーピクチャーズエンターテイメントがアスミック・エースとの共同配給を手掛けているんですが、
ソニーピクチャーズ独自のトレーラーがあるのに、何とコロンビア映画の女神が。
そう、これよこれ。
恐らく日本映画で正式にコロンビア映画の女神が登場したのは、「斉木楠雄のΨ難」が初めてじゃないかな?
②楠雄の補完設定
原作の方では、楠雄が直接台詞を言わず、
読者に向かってテレパシーでモノローグを語るスタイルをとってきたんですが、
いざ実写映画にすると、楠雄がず~っと無口でいられるのはかえって不自然だとおもったのか、
クラスメイトを相手にする時は、一言二言程度で喋るという補完設定が加えられた。
③アウトな2ショット
ヒロイン・心美役の橋本環奈と、ケツアゴバカの燃堂役の新井浩文。
約20歳の年齢差があるにもかかわらず、同じクラスのクラスメイトという設定で、
2ショットのシーンで、もうアウト。
「銀魂」に続き、再び週刊少年ジャンプ発の人気漫画を実写映画化させた、
福田雄一監督の勇気には、ほめたたえたいわ。
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