【J特】神戸に見えた現場とフロントの溝 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

【J特】神戸に見えた現場とフロントの溝

 J1で11位と苦戦している神戸は16日、成績不振を理由に就任3季目だったネルシーニョ監督(67)との契約解除を発表した。暫定で吉田孝行ヘッドコーチ(40)が指揮を執る。今夏に元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)を獲得したが、13日のFC東京戦で今季3度目の3連敗を喫した。

 ブラジル出身のネルシーニョ監督はV川崎(現東京V)や名古屋なども指揮。柏で11年にJ1優勝を果たし、12年シーズンに天皇杯全日本選手権、13年はヤマザキナビスコ・カップ(現YBCルヴァン・カップ)のタイトルに導いた。神戸では15年は年間12位、昨季は同7位で、クラブを通じ「プロとして大きな責任を感じている」などとコメントした。田中健一社長は解除理由を「今の状況と成績」と説明した。
※サンスポ・ドットコム8月16日10:40配信分より一部引用。

 

だから言わんこっちゃない。

元ドイツ代表のポドルスキを獲得しても、今の神戸の戦術にフィットするか?という疑問が、

今季3度目の3連敗で露呈した。

ネルシーニョにとって、ポドルスキは「絶対に欲しくない、有難迷惑な選手」だったんでしょうね。

中盤にリズムリーダーが居れば、誰が前線でも絶妙なパスを送りだし、ゴールを御膳立て出来たのに、

今のヴィッセル神戸にリズムリーダーが不在なのが痛い。

ヴェルディ川崎を指揮していた頃はビスマルク、

柏レイソルを指揮していた頃はレアンドロ・ドミンゲスといったリズムリーダーが居たから躍進で来たが、

残念ながら、ヴィッセル神戸には、ビスマルクやレアンドロ・ドミンゲス級の選手が居ない。

いくら大物選手を獲得しても、戦術にフィットしなかったら意味がない。

かつて、民事再生法で一度死に、楽天の下で再建したヴィッセル神戸は、トルコ代表FWイルハンを獲得したが、

フタを開けてみた結果、”ただ飯食い”の烙印を押され退団。

ポドルスキもイルハンと同じ末路をたどるのではないか?

 

正直、ヴィッセル神戸のフロントはサッカーを知らない。

補強も現場を完全無視し、「監督、この選手でテストを」と現場に押しつけた感が否めない。

フロントと現場に生じた溝は、深まる一方。

これじゃ「トモニイコウ」「一致団結」がナンセンス。

ファンが感情移入できない、神戸市や(地元独立U局の)サンテレビが消極的になるのは当然やわ。

 

一般的な視点だと、ほとんどのクラブは、先を見据えたビジョンを敷いており、

1年目で「種まき」→2年目で「育成」→3年目で「収穫」とテーマを決めて、

大物選手に大枚を叩くより、先を見据えた補強をする。

だが、ヴィッセル神戸は1年目で「種まき」→2年目で「収穫」。

是が非でもJ1リーグにしがみつきたいだけだもんなぁ。

 

もう、監督を変える程度じゃ済まされないレベルまで来ているのが、今のヴィッセル神戸。

監督を変えただけで問題は解決されると思ってんの?

フロントも刷新しなかったら、憤死するのがオチ。

 

 

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