フタを開けてみたら「松竹の本気」丸出し。
日曜日、「東京喰種-トーキョーグール-」を見た。
現在、新章となる「東京喰種:re」が連載中の週刊ヤングジャンプ(集英社)連載作を、
窪田正孝主演で実写映画化。
と同時に、ヒロインの清水富美加が、映画の内容のグロさ(と所属していた事務所の売り込み方針)に心が折れ、
幸福の科学へ入信してしまった問題作である。
内容がグロすぎて、目をそむくかと思ってみたら・・・
(製作・配給の)松竹の本気
が伺えたわ。
普通の人間の大学生・金木研は、行きつけの喫茶店・あんていくで、
愛読している小説家のファンというリゼと交流を持つようになった。
だがある日の夜、リゼが突然金木に喰いかかった。
リゼは生きた人肉を喰うバケモノ、喰種(グール)で、金木と交流を持ったのも主食として。
奇しくもクレーンにぶら下がっていた鉄骨に潰されたリゼから逃れた金木は、
生死をさまようくらいの重傷を負い、リゼの内臓を移植されてしまったせいで、喰種化してしまう。
人間が食べる食物が不味く感じ取られるくらい受け付けられず、
唯一の助けは、人間を殺害し、肉が腐る前に食すること。
(水とコーヒーは受け付けられるがな。)
喰種にならざるを得なくなった金木に手を差し伸べてくれたのは、初めは反目されていた霧嶋董香(とうか)と、
董香がバイトで働いているあんていくの店主・芳村だった。
ここから金木は、逃げ場を失った喰種の”駆け込み寺”であるあんていくに身を寄せ、
喰種対策局との対決に巻き込まれつつ、人間と喰種がわかり合えることを模索することに。
あくまで、完成度の高い原作をどうやって実写化するかが焦点になっているが、
完成度の高いVFX、高度なアクション、徹底的なキャラづくり、限られた上映時間にうまく収められたドラマと、
何もかも妥協しない姿勢が、「松竹の本気」といえる実写映画版「東京喰種」を生みだしたのではないでしょうか。
清水富美加だけクローズアップされている傾向が強いが、
あくまでメインは苦悩する主人公・金木研を演じた窪田正孝。
普通の人間が、喰種の内臓を移植され、半喰種になってしまった苦悩と葛藤を表現し、
そして、後半のハイライトである捜査官・亜門鋼太朗との白兵戦では、
こんな窪田正孝、見たことがない!と唸っちゃったぜ。
清水富美加の一件で思ったんですが、
正直、一つのスキャンダルだけで、映画を観に行く行かないを判断をする人間はバカだ。
作り手の思いを踏みにじっているようで不快。
ワイドショーの情報や、フェイクニュースで踊らされすぎ。
Yahoo!映画や、映画.comのユーザーレビューの大半は、
実際に映画を観ていない迷惑なかまってちゃんばかりだもんなぁ。
これから映画を観る人間の迷惑を考えろ!
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