19人殺害事件で明らかになった。「一億総活躍社会」はウソやった。

　２６日午前２時４５分ごろ、相模原市緑区千木良、知的障害者施設「津久井やまゆり園」の職員から「刃物を持った男が施設に来ている」と１１０番があった。神奈川県警や消防によると、入所者が首などを刺され、現場で１９人が死亡した。ほかに２５人が重軽傷。県警は殺人未遂と建造物侵入の疑いで、午前３時すぎに津久井署に出頭した現場近くに住む元職員植松聖容疑者（２６）を逮捕した。

　警察庁によると、犠牲者１９人は、平成以降の殺人事件では最多の死者数で、戦後としても最悪の被害とみられる。

　県警によると、植松容疑者は自称無職で「ナイフで刺したことに間違いない」と容疑を認め「障害者なんていなくなってしまえ」との趣旨の供述をしている。県警は同署に捜査本部を設置し、今後容疑を殺人に切り替えて経緯や動機を調べ、事件の全容解明を進める。

　神奈川県などによると、植松容疑者は２０１２年１２月から施設に勤務し、今年２月に「自己都合」を理由に退職した。施設の定員は１６０人。６月末時点で、１９～７５歳の１４９人が長期滞在していた。個室に１人か２人が入所し、全員が支援の必要度を示す６段階の区分のうち、重い方の「４～６」に該当する知的障害だった。約４０人が６０歳以上とみられる。敷地は約３万平方メートル。

　施設は事件当時、夜勤の職員８人と警備員１人の計９人態勢だった。

　警視庁によると、植松容疑者とみられる男が２月、衆院議長公邸に手紙を持参。内容にまとまりがなく、県警は精神状態の解明も進める。警察当局によると、植松容疑者は措置入院歴がある。

　現場はＪＲ中央線の相模湖駅から東約２キロ。山に囲まれた住宅地で、近くに市立小学校もある。
※サンスポ・ドットコム７月26日13：11配信分より引用。

この事件、異常犯罪捜査官の藤堂比奈子が「・・・興味深い」と唸っちゃう事件でしょうね。
植松容疑者は、躊躇なく19人を平気で殺害していることを考えたら、
常軌を逸してるなと。
常軌を逸している背景として、
かつて植松容疑者は、この障害者施設で介護職員として働いていたんですが、
超ハードな仕事に精神を病んだんでしょうね。
（これも介護うつ？）
介護職は超人手不足。
なのに、完全失業率はローペースで改善の兆しはあるものの、
実質改善されていないのが実情。

この事件で思ったわ。
内閣総理大臣の安倍晋三がぶちまけた「一億総活躍社会の実現」は、
まやかし、詭弁やったわ。

多くの失業者は、気持ちに矛盾を抱えているんでしょうね。
「働きたい気持ちはある」あるいは「仕事がほしい」。
なのに、
「肉体労働はイヤ」「介護職以外なら」という気持ちの矛盾。
この矛盾が３年３ヶ月働いて、自己都合で辞め、
今年の２月から失業状態やった植松容疑者を、
殺人衝動に駆り立てたんでしょうね。

内閣府はね、厚生労働省とかけあい、
失業状態にある者全員に精神鑑定を受けるべきだと。
本心を伺うことで、復職の手助けをしたり、
精神を病んでいるのなら、カウンセリングを。

これ以上、常軌を逸した犯罪者を生み出さないためにも、
政府総出で対策を打つべきだ。
真の「一億総活躍社会」実現のためにも。


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