シンプルだったころのテレビに戻りたい。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

シンプルだったころのテレビに戻りたい。

 がんで闘病していたタレントの大橋巨泉(おおはし・きょせん、本名・克巳=かつみ)さんが12日午後9時29分、急性呼吸不全のため死去していたことが20日、分かった。82歳だった。

 所属事務所などによると、大橋さんは2013年11月にステージ4の中咽頭がんを患い、以来3度のがん手術、4回の放射線治療を行い、回復を図った。しかし、今年4月に発症した2度の腸閉塞と手術による衰弱、さらに在宅介護で用いたモルヒネ系鎮痛剤の誤投与により体力を失い、4月11日に緊急入院をしていた。

 入院先の病院スタッフの懸命な治療で3カ月間闘病したが、看護の甲斐もなく12日に死去した。すでに、親族のみで通夜と葬儀を行ったという。後日、明るく楽しい「大橋巨泉を偲ぶ会」を開くことも、併せて発表された。

 大橋さんは東京都出身で、早稲田大学在学中から、当時ブームだったモダンジャズ・コンサートの司会者として活躍。大学中退後、ジャズ評論家や放送作家を経て、テレビ司会者に転身。「巨泉・前武のゲバゲバ90分!!」「11PM」「クイズダービー」「世界まるごとHOWマッチ」などの司会を務め、軽妙な弁舌で人気を集めた。

 マルチタレントとして活躍も、平成2年に「セミリタイアする」と宣言してテレビ、ラジオのすべてのレギュラー番組を降板。カナダなどで土産物チェーンを経営する事業家に転向。その後は豪州やカナダなどと日本を行き来する生活を送っていた。
※サンスポ・ドットコム7月20日09:31更新分より一部引用。

巨泉さん、逝っちゃいましたね・・・。
個人的には、巨泉さんが司会を務める番組は、一言で申し上げるなら「シンプル」。
主に「クイズダービー」と「世界まるごとHOWマッチ」。
ルールが単純ゆえわかりやすく、出題する問題は、過剰な誇張を排除して出題。
そして、巨泉さんのさばきっぷりが、長寿化の秘訣だもんなぁ。
日テレ系「24時間テレビ 愛は地球を救う」を立ち上げたのも巨泉さん。
巨泉さんが司会を務めた「11PM」で、「世界の福祉シリーズ」という硬派なテーマを取り上げ、
その中で、アメリカで放送されている「レイバー・デイ・テレソン」を取り上げたことから、
日テレに日本版「レイバー・デイ・テレソン」をと提案したのがきっかけ。

病床に臥しても、巨泉さんは今のテレビ界を憂いていたんでしょうね。
あのスタイルが当たったから、どの局もあのスタイルを模倣。
VTRに過剰なテロップが多くてうるさい。
ゴールデンタイムに生番組がなくなり、緊張感がなくなった。
視聴率に頼らないと何もできない風潮がウザい。
とね。
「24時間テレビ 愛は地球を救う」に関しても、同様に憂いていてて、
昔は硬派やったのに、
芸能人が長時間マラソンを走り、ジャニーズ系タレントが顔を張っている今の番組作りに、
「仏作って魂入れず」と嘆いていたんでしょうね。

正直、テレビ業界は、
「クイズダービー」や「世界まるごとHOWマッチ」が放送されていた頃に戻るべきやと思う。
今のやと、視聴率を取りたいがために、何もかも盛り過ぎ、過剰すぎてて虫唾が走る。
いっそテレビはシンプルに戻るべきやと思う。

先人の思いを大事にしてほしいわ。

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