カンテレ担当の”火10”枠は、「恐怖」が拠り所だと思い知った「ON」
カンテレ発・フジテレビ系7月期”火10”枠、
「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」の第1話を視聴した。
内藤了の「猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子」シリーズ(KADOKAWA/角川ホラー文庫)をドラマ化。
NHK連続テレビ小説「あさが来た」のヒロインを務めた波瑠が民放地上波連続ドラマ初主演。
相棒として共演するのは、関ジャニ∞の横山裕。
連ドラに初出演した「ドンウォリー!」(1998年4月期)以来、
約18年ぶりにカンテレ発・フジテレビ系”火10”枠に凱旋。
キャストもおいしいが、展開を見ててね、
思わず鳥肌も勃っちゃったわ(下ネタかよ!)
警察学校を優秀な成績で卒業し、厚田巌夫(渡部篤郎)に抜群の記憶力を買われ、
警視庁刑事部捜査第一課の厚田班に配属された藤堂比奈子(波瑠)は、
異常なまで七味唐辛子を愛する新米刑事。
だが、比奈子は誰にも明かしていない心の闇があった。
「人を殺す者と殺さない者の境界はどこにあるのか?」
その疑問を問い詰めるためだけに、比奈子は刑事になった。
そのせいか、過去10年に都内で発生した未解決事件と、性犯罪の容疑者リストが、全部頭に入っていて、
凄惨な遺体を目にしても、平然としている。
記念すべき第1話について語る。
無断欠勤が続いていた宅配業者の宅配員・宮原が自宅アパートで凄惨な遺体で発見された。
遺体の状況は、3年前に殺された女子高生の遺体の状況と同じで、
宮原は容疑者として警察がマークしていた。
現場に落ちていた宮原のスマートフォンには、宮原が何者かに襲撃されていると思われている動画が。
しかも、この映像が何者かの手により動画投稿サイトに自動送信されていた。
次々とエグい描写が続いていた果てに、比奈子は犯人を見つけ、
「人殺しに合いたかったから」
「あなたのその顔が見たかった」
と平然と言っちゃう怒涛のクライマックスへ。
描写的には放送禁止スレスレでしたが、
”火10”枠では「幽かな彼女」「37歳で医者になった僕」を手掛けた古家和尚の脚本が、
猟奇犯罪ミステリーにエンターテイメント性を加味させたといってもいいでしょう。
キャストを見てみたら、波瑠の眼力の強さに思わず凍り付いてしまったし、
横山裕の尖りっぷりは、「ドンウォリー!」で主演の近藤真彦と、
ジャニーズ先輩後輩対決を繰り広げてた頃に立ち返ってた感があったわ。
あと、鑑識役のジャングルポケット・斉藤慎二は、裏のMVP級やな。
ここ最近、カンテレ発・フジテレビ系の”火10”枠は、
サスペンスやミステリーといった「恐怖」路線への回帰を強めている。
昨年4月期の「戦う!書店ガール」と、昨年7月期の「HEAT」の大惨敗をうけ、
若者受けするキャスト優先を脱し、
昨年10月期の「セイレーン」ではツイッターと連動した取り組みを展開し、
記憶に新しい4月期の「僕のヤバイ妻」では木村佳乃の怪演が印象に残り、
そして「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」と。
思えば、この枠は”月10”枠時代、
テーマを1クールごとに区切った1話完結のサスペンスドラマが放送されていた。
1986年1月期の「夏樹静子サスペンス」を皮切りに、「松本清張サスペンス」、
「山村美紗サスペンス」「森村誠一サスペンス」「京都サスペンス」「乱歩賞作家サスペンス」など、
様々なジャンルと、1話完結だから出来た豪華なキャストで魅了していた。
ワタクシとしては、”月10”枠時代含め、
カンテレ発・フジテレビ系の”火10”枠は「恐怖」に満ちたイメージが強いようで、
困ったときの「恐怖」ジャンルという拠り所が既にできていたんだよね。
TBS系”日9”の日曜劇場枠は「社会派」、
日テレ系”土9”枠は「家族で楽しめられるジャンル」という拠り所が確立していたことを考えたら、
困ったときの拠り所はあっていいと思うんだよね。

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「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」の第1話を視聴した。
内藤了の「猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子」シリーズ(KADOKAWA/角川ホラー文庫)をドラマ化。
NHK連続テレビ小説「あさが来た」のヒロインを務めた波瑠が民放地上波連続ドラマ初主演。
相棒として共演するのは、関ジャニ∞の横山裕。
連ドラに初出演した「ドンウォリー!」(1998年4月期)以来、
約18年ぶりにカンテレ発・フジテレビ系”火10”枠に凱旋。
キャストもおいしいが、展開を見ててね、
思わず鳥肌も勃っちゃったわ(下ネタかよ!)
警察学校を優秀な成績で卒業し、厚田巌夫(渡部篤郎)に抜群の記憶力を買われ、
警視庁刑事部捜査第一課の厚田班に配属された藤堂比奈子(波瑠)は、
異常なまで七味唐辛子を愛する新米刑事。
だが、比奈子は誰にも明かしていない心の闇があった。
「人を殺す者と殺さない者の境界はどこにあるのか?」
その疑問を問い詰めるためだけに、比奈子は刑事になった。
そのせいか、過去10年に都内で発生した未解決事件と、性犯罪の容疑者リストが、全部頭に入っていて、
凄惨な遺体を目にしても、平然としている。
記念すべき第1話について語る。
無断欠勤が続いていた宅配業者の宅配員・宮原が自宅アパートで凄惨な遺体で発見された。
遺体の状況は、3年前に殺された女子高生の遺体の状況と同じで、
宮原は容疑者として警察がマークしていた。
現場に落ちていた宮原のスマートフォンには、宮原が何者かに襲撃されていると思われている動画が。
しかも、この映像が何者かの手により動画投稿サイトに自動送信されていた。
次々とエグい描写が続いていた果てに、比奈子は犯人を見つけ、
「人殺しに合いたかったから」
「あなたのその顔が見たかった」
と平然と言っちゃう怒涛のクライマックスへ。
描写的には放送禁止スレスレでしたが、
”火10”枠では「幽かな彼女」「37歳で医者になった僕」を手掛けた古家和尚の脚本が、
猟奇犯罪ミステリーにエンターテイメント性を加味させたといってもいいでしょう。
キャストを見てみたら、波瑠の眼力の強さに思わず凍り付いてしまったし、
横山裕の尖りっぷりは、「ドンウォリー!」で主演の近藤真彦と、
ジャニーズ先輩後輩対決を繰り広げてた頃に立ち返ってた感があったわ。
あと、鑑識役のジャングルポケット・斉藤慎二は、裏のMVP級やな。
ここ最近、カンテレ発・フジテレビ系の”火10”枠は、
サスペンスやミステリーといった「恐怖」路線への回帰を強めている。
昨年4月期の「戦う!書店ガール」と、昨年7月期の「HEAT」の大惨敗をうけ、
若者受けするキャスト優先を脱し、
昨年10月期の「セイレーン」ではツイッターと連動した取り組みを展開し、
記憶に新しい4月期の「僕のヤバイ妻」では木村佳乃の怪演が印象に残り、
そして「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」と。
思えば、この枠は”月10”枠時代、
テーマを1クールごとに区切った1話完結のサスペンスドラマが放送されていた。
1986年1月期の「夏樹静子サスペンス」を皮切りに、「松本清張サスペンス」、
「山村美紗サスペンス」「森村誠一サスペンス」「京都サスペンス」「乱歩賞作家サスペンス」など、
様々なジャンルと、1話完結だから出来た豪華なキャストで魅了していた。
ワタクシとしては、”月10”枠時代含め、
カンテレ発・フジテレビ系の”火10”枠は「恐怖」に満ちたイメージが強いようで、
困ったときの「恐怖」ジャンルという拠り所が既にできていたんだよね。
TBS系”日9”の日曜劇場枠は「社会派」、
日テレ系”土9”枠は「家族で楽しめられるジャンル」という拠り所が確立していたことを考えたら、
困ったときの拠り所はあっていいと思うんだよね。
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