わかるんですよ。「スペシャリスト」はポスト「相棒」ってことが。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

わかるんですよ。「スペシャリスト」はポスト「相棒」ってことが。

※文字化け対策のため「草なぎ剛」表記にしています。

SMAP解散協議騒動がエスカレートしていく中、
草なぎ剛主演のテレ朝系1月期”木9”「スペシャリスト」第1話を見た。
これは、「土曜ワイド劇場」の特別企画ドラマとして作られ、
”木8”枠の京都を舞台にした”木曜ミステリー”枠のスタッフが草なぎ剛とタッグを組み、
京都を舞台にした、10年間服役していた刑事の活躍を描き、
昨年12月OA分まで4作作られ、舞台を東京に移し連ドラ化。

10年前に殺人容疑でつかまり、滋賀の刑務所で服役していた元京都府警警官の宅間善人(草なぎ剛)。
後にその殺人未遂事件が冤罪だとわかり、釈放された。
善人は服役中、全受刑者の犯罪の技能・手口・心理状態などを、
自身の記憶にデータベース化させるという能力を身につけてしまい、
京都府警特殊捜査係の刑事として警官復帰。
主任の姉小路千波(南果歩)とともに、事件を解決に導いてきた。

第4弾の結末で、凶弾に倒れた府警本部長の高倉(大杉漣)が余命を振り絞り、
要注意だと訴えた警備対策官の滝道(吹越満)の下で、善人は東京の警視庁へ。
ここまでが「土曜ワイド劇場」版。

連続ドラマ版は、いきなり善人が東京刑務所で服役するというアヴァンギャルドな幕開け。
すべては10ヵ月前、善人が警視庁に作られた新しい部署で勤めることになり、
相棒となる我妻真里亜(夏菜)とともに、最初の案件である小説家刺殺事件を手掛けることに。

密室で行われた犯行。
小説家の新宮司直兎(金藤洋二)は首をつった状態で絶命の上、背中にはナイフが。

善人はコテコテのトリックを見破り、事件は解決するかに思えたが、
思わぬ”ジョーカー”が善人を襲い、善人は再び刑務所の中へ。

10か月後、姉小路千波が上京し、
善人の無実を証明するために水面下で動いてくれたおかげで、善人は東京刑務所から出所。
いざ”ジョーカー”探しのため、逆襲だ!

ワタクシはね、「土曜ワイド劇場」版の「スペシャリスト」を全話見ており、
かつての市原悦子主演の「家政婦は見た!」シリーズや、
古谷一行&木の実ナナ主演の「混浴露天風呂殺人事件」シリーズにとって代わる、
今の世代にターゲットを絞った新シリーズを模索してんなぁって思ったわ。
今回、連ドラ化された東京編でも、面白いの期待している。

この「スペシャリスト」、テレビ朝日と東映が共同で製作しているが、
ワタクシの私見だと、「スペシャリスト」は、ポスト「相棒」になるんじゃないかな。
今やテレビ朝日のキラーコンテンツである「相棒」は、もともと「土曜ワイド劇場」から生まれ、
人気に火が付き、”水9”の刑事ドラマ枠に出世し、
5度も映画化されている。(うち2本はスピンオフ企画。)
現在放送中のseason14から、4代目相棒として反町隆史が起用されたが、
警察官ではなく、法務省キャリア官僚という設定が災いして、評判がいまいちな模様。
マンネリ化を打破したいのはわかるけどさ。
そこで、ポスト「相棒」として、
同じ「土曜ワイド劇場」から誕生した「スペシャリスト」に白羽の矢が。

テレビ朝日だって、
「特捜最前線」「はぐれ刑事純情派」「はみだし刑事情熱系」「警視庁捜査一課9係」といった、
伝統の刑事ドラマ枠を守りたい意地がある。
「スペシャリスト」は希望の星なのかもしれないな。
あ、「特捜最前線」って、もともと木曜9時に放送していたか。
「欽ちゃんのどこまでやるの!?」終了以降の”水9”が芳しくなく、
1987年4月に(同年3月まで放送していた)「特捜最前線」を引き継いだ刑事ドラマ枠が異動したもんなぁ。


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(C)テレビ朝日・東映


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