特命係を”部外者”にしたことで動きやすくなったかも。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

特命係を”部外者”にしたことで動きやすくなったかも。

ぶっちゃけ平日残業続きだったんで、
遅ればせながらテレビ朝日系「相棒14」初回2時間スペシャル見ました。
水谷豊と、新相棒の反町隆史が様々な案件を解決するのも見ものですが、
事件の裏にあった人間ドラマも見ものかと。

前シリーズ「相棒13」の最終回(3月18日放送)では、
杉下右京(水谷豊)が息子同然に可愛がっていた相棒の甲斐亨(成宮寛貴)が、
法を逸脱して悪を裁く”ダークナイト”として動いていたことが原因で逮捕。
右京は監督不行届で無期限停職処分を下され、スコットランドヤードへ。

右京の居ぬ間、もぬけの殻となった特命係の部屋に、
法務事務次官の日下部(榎本孝明)の指示で人事交流の名目で法務省から警視庁に出向してきた、
キャリア官僚の冠城亘(かぶらぎ わたる/反町隆史)が。

亘は捜査一課の伊丹(川原和久)&芹沢(山中崇史)に帯同し、
刑務所で美倉受刑者(小柳心)が作業中に刑務官を殺害する事件の捜査をすることになるが、
不可解なことが多すぎて壁にぶち当たってしまう。
そこで、日本に帰国していた右京は特命係の部屋を訪れ、亘と初対面し、
曲者同士の特命係による捜査が。

今回のエピソードは2007年11月に発生した徳島刑務所暴動事件に代表される、
刑務官による受刑者虐待の実態を、
美倉受刑者の件が起こる3ヵ月前に病死扱いされたある受刑者の件を軸に展開されまして、
いかに「相棒」がフィクションの範疇を超えているかと。

片や職務停止中の身分の杉下右京。
片や外務省から出向の冠城亘。
今回の特命係の設定は、事実上警視庁から蚊帳の外。
(ま、もともと特命係は”警視庁の陸の孤島”、”人材の墓場”などと揶揄されてたもんな。)
”部外者”の設定にしたことで、捜査している案件に首を突っ込みやすくなったよな。
こりゃ毎回右京に首を突っ込まれ困っている伊丹が、
右京を「妖怪」呼ばわりするのがわかるわ。

シリーズが長く続くと、マンネリ化は避けて通れない。
こりゃ飽きてきたなというタイミングを計り、新陳代謝を実施すると同時に、
前より面白くするために知恵を絞り、進化させる。
杉下右京と、(レギュラーでは)4組目の相棒である冠城亘が、
どんな化学反応を起こしてくれるかが期待。


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