「インターステラー」とはベクトルが違う。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

「インターステラー」とはベクトルが違う。

土曜日、OFFだったので「ジュピター」(3D・字幕版)を見る。
「マトリックス」3部作で知られるラナ&ピーターのウォシャウスキー姉弟が、
「『マトリックス』から16年ぶりに放つ新映像革命!」というアオリと共に、
16年ぶりのオリジナル脚本による、初の3D映画。

現在の地球。
ハウスキーパー業で冴えない生活を送っているジュピター・ジョーンズは、
ある日、何者かに襲われ命を狙われ、
このピンチに狼の遺伝子を持って生まれた強靭な戦士・ケインが救ってくれた。
宇宙最大の王朝の王族だと知らされたジュピターは、
地球の命運をかけた戦いに巻き込まれることに。
王族の後継者と、最下級の戦士。
身分の違いから、決して結ばれない運命の2人が、地球の危機を救うために立ち上がる。

ここでの要点は、身分違いの恋と、「2001年宇宙の旅」の答え。
前者の「ジュピター」の身分違いの恋は、
ウォシャウスキー姉弟の前作「クラウド・アトラス」での輪廻転生に通じるものがあり、
例え身分が違っても、決して離れる事はない事を示してくれた。
後者の「2001年宇宙の旅」は、
ウォシャウスキー姉弟が一時期、宇宙の可能性に無関心だった時期に、
スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」を見て衝撃を受け、
「2001年宇宙の旅」に対する答えが、宇宙最大の王朝の存在ということで示した。
昨年11月に公開されたクリストファー・ノーラン監督の「インターステラー」も、
「2001年宇宙の旅」にインスパイアされて作られ、
監督によって受け止め方が千差万別やなぁって思ったわ。

映像の見ものは、チャニング・テイタム演じるケインの”反重力ブーツ”チェイス。
これは3D版で見る価値があるシーンやったわ。
描き方も、「マトリックス」3部作でのバレットカメラ並みのすごさを感じたわ。

でもね、「博士と彼女のセオリー」でスティーブン・ホーキング博士を熱演し、
アメリカ・アカデミー賞(R)で主演男優賞を獲得したエディ・レッドメインが、
地球を虎視眈々と狙っているラスボスのバレルを演じているんやけど、
悪役演じるにも、顔がね、いい人すぎるんだよね。
何だかイタそう。

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↑ウォシャウスキー姉弟の「映像革命」はここから始まった!


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