円熟味を増したゆる~い距離感
日曜日、瑛太&松田龍平のW主演による「まほろ駅前多田便利軒」シリーズ最新作、
「まほろ駅前狂騒曲」を見てきたわ。
三浦しをんの直木賞受賞作「まほろ駅前多田便利軒」から始まったこのシリーズ。
東京都町田市をモデルにしたまほろ市が舞台。
2011年公開・映画「まほろ駅前多田便利軒」
まほろ駅前で便利屋をしている多田啓介の下に、
中学時代の同級生である行天晴彦が転がり込んできた。
同級生以上、親友未満、ワケありバツイチの二人が、ワケありの客との交流を通じ、
人間の滑稽さと生きることの幸せを感じる事に。
↓
2013年テレ東系1月期・「ドラマ24 まほろ駅前番外地」
数々のエピソードを集めた「まほろ駅前多田便利軒」の番外編。
「モテキ」の大根仁総監督の手により、ドラマの範疇を越えた展開が見もの。
一話完結方式。逆回転で回したOPムービーが印象的。
↓
そして、2014年、「まほろ駅前狂騒曲」
一晩で泊めるはずだった、多田と行天の関係も3年目に突入。
今回は、行天の元妻(というより、精子を提供した側。)の娘・はるを預かる一方で、
新興宗教の残党が結成した怪しい団体の調査をする事に。
しかもその怪しい代表が、行天の過去を知る人間だった。
瑛太と松田龍平の距離感も、映画→ドラマ→映画と続けていくうちに円熟味を増し、
重くもないし、ましてや、軽くもない感じがとてもいい。
脇を固めるアンサンブルの面々も、流石やねって思ったわ。
特に地主役の麿赤児の肉体美にはびっくりするで!
さすが大駱駝艦代表。
(息子の大森南朋も、惣菜屋・山田役で出てるんですが、親子共演がないのが悲しい。グスン。)
「まほろ駅前」シリーズは、多田&仰天コンビの滑稽さに目が行きがちですが、
このドラマシリーズの本質は、ワケあり客一人一人の人間ドラマにある。
毎回来る客の事情に、誰もが納得するのがわかるわ。
新世紀の「男はつらいよ」に成長してほしいわ。
でも「小指の思い出」を子守歌にするのはどうかと思うがな。
◆映画DVD&BDが27%OFF!楽天ブックスは品揃え200万点以上! しかも全品送料無料!◆