出場国個人的レビュー(H組編) | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

出場国個人的レビュー(H組編)

さて、あと半日後にFIFAワールドカップ(TM)ブラジル2014が開幕するが、

個人的出場国レビューも、これで最後。

最後はH組。


<ベルギー>

3大会ぶり12回目の出場

<監督>マルク・ビルモッツ


’02年のコリア・ジャパン大会以来の出場となる今回は、上位進出も可能な顔触れで挑む。

各ポジションに能力の高い選手を揃えており、

特にアザール、デブライネ、ピツェルの中盤は若さを武器に活躍しており、

守備陣もベルメーレンとコンパニのCBコンビと、クルトワ、ミニョレといったGK勢が強力。

だが問題はFW勢で、ストライカーらしいストライカーが見当たらない。

最悪の場合、アザールを1トップにした”ゼロトップ”で行くのか?


<この選手に注目!:エデン・アザール>

タレント揃いのベルギーに於いて、この男は一段とずば抜けている。

プレミアリーグ強豪のチェルシーに加入する際、

自ら「欧州チャンピオンズリーグ王者と契約する」と明かし世間を驚かせた。

来シーズンからはマンチェスターユナイテッドに移籍したファン・マタが付けた背番号10番を付ける事が決定。

景気づけに、ブラジルの地で大暴れするか!

ちなみに、胸には日本語で自分の息子のタトゥーを入れている。


<アルジェリア>

2大会連続4回目の出場

<監督>パヒド・ハリルボジッチ


前回大会ではグループリーグ敗退も、3試合で2失点、イングランドとスコアレスドローにまで追い込んだ。

今回の代表でも、主将のプゲラを軸にほぼ盤石の布陣で挑む。

だが、FW勢とGKがね、不安だらけで、堅守を誇ってもGKが頼りないんじゃどうしようもねぇわ。

中盤はほぼ及第点の布陣で、ラセン、タイデルといった能力の高い選手が多くいるため、

十分活かしきれるかが課題。


<この選手に注目!:サフィル・タイデル>

インテル・ミラノでは日本代表SB長友佑都とチームメイトの彼。

22歳と若く、アルジェリアの未来を担うと言っても可笑しくないでしょう。

4-1-2-3の「2」で、ベテランのラセンとコンビを組むことで、

前線の3トップの爆発力を引き出してくれるでしょうね。


<ロシア>

3大会ぶり10回目の出場(旧ソ連時代含む)

<監督>ファビオ・カペッロ


’18年のFIFAワールドカップ(TM)開催国が登場。

監督に前回イングランド代表を率いたイタリア人のカペッロを迎えたが、

30歳以上の選手が多く、スタミナ面で不安、アクシデントに見舞われた時の対応が問題。

特筆すべきは守備陣で、バシリ・ベレズツキとイグナシェヴィッチは、

所属するCSKAモスクワでも長年タッグを組んでおり、連携は問題なし。

レフ・ヤシンを産んだ国ゆえ、GKアキンフェエフも年齢に似合わないパフォーマンスを見せてくれる。

これじゃ守備大好きカペッロ監督が色気に釣られたと言っても過言ではないでしょうね。

<この選手に注目!:アレクサンデル・ココリン>

おっさんばかりのロシアの中で、自国開催となる’18年のFIFAワールドカップ(TM)で、

ロシア代表のエースになるのが彼。

’11年にロシア最優秀若手選手に選ばれたってことは、ロシア中の期待が大きいという証拠ですね。

例え、グループリーグで敗退しても、希望につながる活躍見せてほしいわ。


<韓国>

8大会連続9回目の出場

<監督>ホン・ミョンボ


伝説のアジア最強リベロであるホン・ミョンボが、アジア最終予選終了後に監督に就任し、

指揮を執ったロンドン夏季オリンピックの銅メダルメンバーが多く選ばれた。

欧州でプレーする選手が多く、不安はないと思われるが、

FIFAワールドカップ(TM)初参加の選手が多く、経験不足が否めない。

開催直前のテストマッチで大敗を喫しており、大丈夫か?って思うわ。


<この選手に注目!:キム・ボギョン>

韓国の大学を中退し、大分トリニータとセレッソ大阪に所属し、主力選手として活躍したのち、

イングランドプレミアリーグのカーディフに入団。

京都パープルサンガ(現:京都サンガ)からPSV、マンチェスター・ユナイテッドでプレーした、

元韓国代表のパク・チソンが自ら後継者に指名した位、ポテンシャルは高い。

Kリーグでのプレー経験がない”Jリーグ育ち”の韓国代表がブラジルで躍動する!


【このブロックでの注目カード】

ベルギーvsロシア

6月23日深夜(日本時間)

中盤が充実している”影の優勝候補”ベルギーと、

守備大好きカペッロの味が出ている堅守のロシア。

攻撃特化型と守備特化型のチームが激突したら、パネぇインパクトを残すことは必至。


(了)


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