出場国個人的レビュー(G組編)
次はG組。
欧州2国がずば抜けているわ。
<ドイツ>
16大会連続18回目の出場
<監督>ヨアヒム・レーブ
前回大会では鼻をほじくる姿が国際映像として流れ、イケメン監督の面影を失墜させたレーブ監督。
就任8年間で、近年の国際大会で常に上位に進出していて、結構侮れない。
前回同率得点王のミュラーに、司令塔のエジル、汗かき役のシュバインシュタイガーと、
中盤の選手層は充実しているが、FWがベテランのクローゼ頼み、
守備陣も本職がSBのラームがボランチにコンバートした影響が悪い方向に出ているし、
右サイドバックのベンダーがテストマッチで右足大腿二頭筋負傷で辞退し、ここで失速するのか?
<この選手に注目!:メスト・エジル>
ドイツの躍進を担っているのが、アーセナルの中心選手として活躍してるこの司令塔。
パスセンスと機動力がずば抜けていて、”ゲルマン魂”とは真逆のタイプと言っても過言ではない。
前回南アフリカ大会の活躍で欧州各国の強豪からオファーが殺到し、
’10年にレアルマドリッドに移籍したものの、選手起用法に激怒し、
当時指揮していたモウリーニョに三行半を下し、アーセナルに移籍した。
今回の大会、エジルにとっては思い出深い大会になるでしょうね。
<ポルトガル>
4大会連続6回目の出場
<監督>パウロ・ベント
ご存知クリスティアーノ・ロナウドがいる国である。
ですが、クリ・ロナが偉大すぎて、上手に活かしきれてないのが実情。
指揮するベント監督は、4年計画でクリ・ロナを活かすための布陣を試し、
’12年のUEFA EURO(TM)でベスト4に進出。
DFペペを核とした守備は手堅く、中盤はハードワーカー揃い。
あとは、クリ・ロナの起用方法で、飛躍か没落かが決まる。
<この選手に注目!:ナニ>
クリ・ロナに次ぐ実力を持っているのが彼。
目を見張るスピード、巧みなボールテクニック、多彩なトリックを武器とするドリブルは、クリ・ロナに匹敵。
意外にも今回が初のFIFAワールドカップ(TM)を迎えるのに、
所属するマンチェスターユナイテッドでは出場機会が少なく、
大会終了後の大型移籍金での移籍もうわさされており、今回の大会は”転職活動”になるな。
<ガーナ>
3大会連続3度目の出場
<監督>クヴェシ・アッピア
前回大会では準々決勝でPK戦の末に敗退し、あと一歩の所でアフリカ勢未踏のベスト4に入れたガーナ。
今回はその敗退を希望に変えたみたい。
一度は代表から身を引いたケビン・ボアテング、アイェウ兄弟が復帰し、
前回大会を怪我で棒に振ったエシアンも揃った。
アフリカ勢の中ではかなり選手層が充実しており、ベスト4進出するんじゃないかなぁと思うんだよな。
<この選手に注目!:ケビン・ボアテング>
ベルリン生まれで、ドイツとガーナの二重国籍保有者。
アフリカ系の高い身体能力と、欧州仕込みの高い技術が共存する中盤のダイナモ。
果敢な攻め上がりで、相手ゴールを脅かす。
また、国連から人種差別撲滅大使に任命されている。
<アメリカ>
7大会連続10回目の出場
<監督>ユルゲン・クリンスマン
ナンバーワン主義国家がサッカーでも天下を取ります。本気です。
この野望を実現させるために、元ドイツ代表のユルゲン・クリンスマンを監督に迎え、
予選を戦う過程で多くの選手をテストし、結果として、過去最高の布陣に。
ハワード、ブラッドリー、デンプシー、ドノバンといったベテランから、
アルディドール、 ブラッドリーといった新進気鋭まで、ピンキリ揃えたとあって、本気度がハンパねぇわ。
<この選手に注目!:マイケル・ブラッドリー>
前アメリカ代表監督のボブ・ブラッドリーを父に持つアメリカの新エース。
’06年から5年間、”親子鷹”で鍛え上げられ、監督が代わっても、カリスマ性は十分。
欧州の主要リーグ参戦経験もあり、”サッカー不毛の地”を輝かせるか期待。
↑昨年まで在籍していたASローマ時代のカード。
【このブロックの注目カード】
ドイツvsガーナ
6月22日早朝(日本時間)
ガーナ代表ケビン・ボアテングと、ドイツ代表ジェローム・ボアテング。
この2人は異母兄弟であり、FIFAワールドカップ(TM)で異例の”異母兄弟ダービー”が実現。
矛のケビンに、盾のジェローム。
どっちが強いか、ワタクシは見当つかんわ。
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